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広島県の文化財 - 福成寺本堂内厨子及び須弥壇

福成寺本堂内厨子及び須弥壇

【解説】
須弥壇とその上に置かれた厨子1具で,厨子内部には福成寺本尊の千手観音菩薩が安置されている。15世紀前期に造られたと推定される。
厨子は入母屋造,板葺,妻入の宮殿(くうでん)形式であり,また,垂木(たるき)木口(こぐち)の飾金具に,瀬戸内西部地方の大守護大名・大内氏の家紋である唐花菱紋(からはなびしもん)があり,その形が応永27年(1420)大内盛見(おおうちもりはる)寄進の豊前国(大分県)宇佐八幡宮所蔵の御輿の唐花菱紋飾金具に酷似していることから,当時の大内氏当主・大内盛見が強く関与して造られたと考えられる。
なお,附の板絵は応永21年(1414)頃の製作である。
福成寺は東広島市の東南端に位置する真言宗寺院である。中世には西条盆地を政治的拠点とした大内氏により,この地域の宗教的拠点として保護された。

名称 福成寺本堂内厨子及び須弥壇
附鬼板1点
板絵(応永二十一年)10枚
よみがな ふくじょうじほんどうないずしおよびしゅみだん
指定 国指定
種別 重要文化財
種類 建造物
所在地 東広島市西条町
員数 1具
指定年月日 平成12年12月4日
構造形式 入母屋造,妻入り,一間厨子,禅宗様須弥壇
法量 柱間一間
公開状況 事前に連絡必要(0824‐26‐0523,0824‐23‐3486)
交通案内 ○JR「西条駅」から車で20分
○JR「東広島駅」から車で5分
関連施設 名称 福成寺宝物収蔵庫
開館時間 事前に連絡必要(雨天の日は不可)
休館日  
入館料  
所在地 東広島市西条町下三永
電話番号 082‐426‐0523,0824‐23‐3486
交通案内 ○JR「西条駅」から車で20分
○JR「東広島駅」から車で5分

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