【解説】
向島の豪農であった吉原家の住宅で,同家に伝わる祈祷札などから江戸時代,寛永12年(1635)の建築と思われる。規模の大きい整形六間取りに土間を持ち式台の痕跡もたどれる建物である。土間の中央には柱を建てず,二重の梁組で大きな空間を構成しており,当時としてはかなり上等な構造である。土間脇に建具はなく,ごく初期の段階では土間に格子(こうし)戸や格子窓,その上部に小壁もない時代があった古い農家の伝統をそのまま伝えていると思われ,瀬戸内海沿岸の民家の形態をよく保存している。
名称 | 吉原家住宅 主屋(附便所1棟)1棟 納屋(附棟札1枚)1棟 附鎮守社1棟 家相図5枚 宅地1,880.99平方メートル |
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よみがな | よしはらけじゅうたく | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 尾道市向島町 | |
員数 | 2棟 | |
指定年月日 | 平成3年5月31日 | |
構造形式 | 主屋/桁行20.1m,梁間9.1m,寄棟造,茅葺,西面下屋附属,本瓦葺 納屋/桁行9.9m,梁間4.0m,切妻造,本瓦葺 鎮守社/一間社流見世棚造,鉄板葺 |
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法量 | ||
公開状況 | 現在,公開・見学は休止中 | |
交通案内 | ○西瀬戸自動車道「向島I.C」から車で10分 ○JR「尾道駅」からフェリー乗船タクシー20分 ○JR「尾道駅」から 1.タクシー尾道大橋経由30分 2.バス→フェリー乗船→タクシー40分 |
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関連施設 | 名称 | |
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入館料 | ||
所在地 | ||
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交通案内 |