【解説】
嘉応2年(1170)9月から承安2年(1172)4月,平頼盛が兄の清盛と結縁合志のもとに書写供養した経典。各巻のはじめ何行かを清盛が書き,後を弟頼盛が書きついだいわゆる両筆経である。もと10巻あったが巻四と無量寿経は古く社外に出,後者の断簡は「厳島切(いつくしまぎれ)」と称せられ流布している。各巻宝相華文(ほうそうげもん)の紺表紙で,見返しに金泥(きんでい)で釈迦説法図などを描いた当代金泥経の一典型である。
名称 | 紺紙金字法華経7巻,紺紙金字観普賢経1巻 (平清盛,頼盛合筆) 附金銅経箱1合 |
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よみがな | こんしきんじほけきょう こんしきんじかんふげんきょう |
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指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 典籍 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 8巻 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日(重要文化財指定) 昭和29年3月20日(国宝指定) |
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構造形式 | 紺紙金字,巻子装 | |
法量 | ||
公開状況 | 毎年10月末~11月末まで2巻づつ宝物収蔵庫で公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |