【解説】
平安時代(794~1191)の作。鎬造(しのぎつくり),庵棟(いおりむね),鍛えは小板目肌(こいためはだ),刃文は中直刃に小乱れがまじる。腰反り高く踏張りのある太刀姿である。
目釘孔(めくぎこう)の上の平地に「友成作」の三字銘がある。古備前友成の作で,友成は平安時代中期(10世紀~11世紀)から鎌倉時代初期(12世紀末~13世紀前期)にかけて同名の刀工が数名あり,紀年銘があるものがないことからこの友成を最古のものとは決めがたいが,地刃の健全さの点から言ってこの上の作が存在せず,且つ作も優秀である。拵(こしらえ)はない。
平宗盛所用と伝えられる。
名称 | 太刀 (銘友成作) |
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よみがな | たち | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 大正3年4月17日(重要文化財指定) 昭和27年11月22日(国宝指定) |
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構造形式 | 鎬造,庵棟,鍛え小板目,刃文中直刃に小乱れ交じる | |
法量 | 刃長79.3cm,反り3cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |