広島県と連携し「地域安全マップ」づくりを通じて「安全・安心なまちづくり」の指導に取り組んでいる大学生ボランティアグループPACEのメンバーが所属する福山大学犯罪心理学研究室(平伸二教授と学生約20人)が,福山市内の大型ショッピングビル内に,犯罪心理学に基づく「おばけ屋敷」を開設したとの情報が寄せられました。
会場は,約660平方メートルとかなり広く,学校の理科室やトイレをモデルにセットが作られています。今回の企画にあたっては,
○ 見通しが悪い
○ 誰かが隠れていそう
○ 自分が逃げることができない
○ 周囲に人通りがない
○ 犯罪発生のうわさがある
といった,犯罪に遭う不安を膨らませる要素を盛り込み,見た目の怖さよりも,不安を与える設定による怖さを重視されたそうです。
会場には,PACEの学生がボランティアとして普及・啓発を進めている「地域安全マップ」について紹介するコーナーがあり,この「おばけ屋敷」を通じて,不安要素を生み出す場所=犯罪が発生しやすい場所であることを広く知ってもらい,不安要素が少なくなる安全・安心なまちづくりを呼びかけています。
大人から子どもまで,「おばけ屋敷」を楽しみながら,防犯について学べるよい機会です。是非,皆さん,会場に足を運んでみてください。
※ 8月末まで開催中(午前11時00分~午後6時00分まで 一人300円です。)
![]() お化け屋敷のポスター | ![]() 会場に展示された防犯に関するパネル |
日頃は,「地域安全マップづくり」でお世話になっているPACEのメンバーが中心になって運営しておられました。暑い日が続いていますが,健康に充分に留意され,楽しく?ためになる「おばけ屋敷」にしてくださいね。 【県民活動課】