広島県と比治山大学現代文化学部が連携し,子ども発達教育学科「生活1」の授業の一環として「地域安全マップづくり」の実習を行いました。学生達は昨年5月19日に特別講義「地域安全マップづくり」を受講しています。今回は,大学生ボランティアグループ「PACE」の協力を得て行いました。
○ 日時平成23年6月25日(土曜日) 9時00分~12時00分
○ 場所府中町立府中小学校(安芸郡府中町本町二丁目)及びその周辺地域
○ 参加者比治山大学「生活1」履修者等 約70名
この取組は,子どもの危険回避能力の向上等に効果的なものであり,今後,教員として教壇に立った時,子どもの安全教育に役立つほか,在学中のボランティア活動等にも活用できるもので,今回は,比治山大学が学校支援ボランティアの協定を結んでいる府中町内にある府中小学校を会場に借りて実施しました。
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昨年5月の講義を思い出すため,DVDを視聴し,危険な場所を探すキーワード「入りやすい」「見えにくい」について復習しました。
![]() フィールドワークの様子 |
かなり蒸し暑い青空の下,10班に分かれ, PACEメンバー及び県民活動課職員のサポートにより,小学校周辺を歩きました。
「入りやすく」「見えにくい」というキーワードをもとに,犯罪の起こりやすい危険な場所を探したり,子ども110番の家などの安全な場所をたくさん探すことができました。
学校に戻り,いよいよ地図の作製です。それぞれのグループが自分達の歩いた範囲の危険な場所,安全な場所を個性的な地図にまとめていきました。
![]() マップ作製の様子 |
![]() 「ここは危険な場所だよね!」 |
完成後,各班が作製した地図を披露しながら,気付きや感想を発表しました。今回作製した地図は,しばらくの間府中小学校に掲示され,児童の皆さんに見てもらうそうです。
![]() 危険なところをたくさん見つけました。 |
![]() 安全な場所もたくさんありました。 |
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今回は,実習場所として小学校をお借りし,小学生と一緒に「地域安全マップづくり」を行っていくことを想定して,子どもの目線で,小学校の周りの危険な場所や安全な場所を探して歩きました。いつか,府中小学校の子どもたちとの地域安全マップづくりが実現するといいですね。
指導補助者として協力してくれたPACEの皆さんもありがとうございました。(県民活動課)