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県立広島大学で特別講義「子供の安全な環境づくり」を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2014年11月12日

 凶悪事件の発生など,子供の安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
 こうした中,県では県立広島大学との連携のもと,同大学の教員等を目指す学生を対象に,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子供の安全教育や地域安全マップづくりに関する特別講義を実施しました。

概要

1 日時・場所
 (1)平成26年10月22日(水曜日)9時00分から10時30分まで(1時限)
県立広島大学 庄原キャンパス 2302講義室
 (2)平成26年11月4日(火曜日)9時00分から10時30分まで(1時限)
県立広島大学 広島キャンパス 2343小講義室
2 講義内容
担当:県立広島大学 生命環境学部 坪田雄二 教授
講師:県民活動課 
演題:子供の安全な環境づくりについて
  子供を取り巻く治安情勢  
  県や地域での取組  
  防犯に関する理論
  「地域安全マップづくり」による「子供の危険回避能力」の向上
3 受講生
学校教員等を目指す学生 計39名(庄原キャンパス17名,広島キャンパス22名)

4 講義の様子
 (1)庄原キャンパス (2)広島キャンパス

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【受講生の感想】

●教師が担う教育活動としての安全対策だけでなく,自分自身の安全を守るという点でも,今回の講義は意義のあるものだった。日々の生活を振り返ってみると,自ら危険な行為をしていたり,犯罪に巻き込まれるようなスキを与えているということが分かった。
 私が教師や親になったとき,しっかりと身の安全を守ることを子供に教えられるように,日ごろから意識しておきたい。
 「地域安全マップづくり」の活動については,そもそも教育は学校,家庭及び地域が連携して行うものであることを進道指導論の講義で聴いていたので,とてもいい取組であると感じました。ぜひ活動に参加したい。
 「入りやすくて,見えにくい場所」が犯罪が起こりやすい危険な場所であることを,教室での授業で理解した上で,学校からまちに出て,実際に子供たちが普段生活する場所を歩いて,子供たちが自分で確かめるということが,自分の身を守るということの大切さを身近に感じてもらうためには,とても大切なことであると思いました。

●私は今日の講義を聴いて,「地域安全マップづくり」に参加してみたいと思いました。子供の視線にはあって,大人の視線では見つけられない犯罪が起こりやすい危険な場所を見分けられる能力を育成することは防犯上とても重要なことです。
 私は,子供を犯罪から身を守るための活動に参加したいと考えています。普段から,領域性,監視性及び抵抗性の犯罪に強い3要素を念頭に自分の身の回りを見ていきたいと思います。
 小学生だったとき,通学道を通るように指導されましたが,そのときには「ただの遠回りだろう」と思っていましたが,学校としては,しっかりと安全面を考慮して設定されていたのだということが改めて強く感じました。
 質問があるのですが,犯罪の実行方法には,日ごとに変化したり,様々な形態があると思います。「地域安全マップづくり」は子供の危険回避能力を育成する上で効果があると思うのですが,色んな形態の犯罪の実行方法への対策として,「地域安全マップづくり」ではどのような工夫がされているのでしょうか。「地域安全マップづくり」の内容を進化あるいは変化させるのでしょうか。

(県民活動課からの回答)
 御質問ありがとうございます。「地域安全マップづくり」では,事前授業で犯罪が起こりやすい危険な場所のキーワード「入りやすくて 見えにくい」を子供たちに理解してもらった上で,校外に出て,実際にキーワードを使って,危険な場所を見つけられるようになるまで指導しています。
 御質問にあったように,犯罪には様々な形態の犯行が見られます。このため,校外ではシミュレーションを行い,危険な場所を見つけ,危険を回避することの大切さを子供たちに理解してもらっています。
 「地域安全マップづくり」の取組内容は,実施場所によって千差万別です。
 県民活動課では,これからも,県内の小学校で地域の状況に合わせて,危険な場所を子供たちが見つけられるよう「地域安全マップづくり」が広がっていくよう,様々な取組を支援していきたいと考えております。

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