凶悪事件の発生など,子どもの安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
こうした中,県では広島国際大学との連携のもと,同大学の教員等を目指す学生を対象に,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子どもの安全教育や地域安全マップづくりに関する特別講義を実施しました。
5 講義の様子
子どもの犯罪被害の状況というのは,今まで知る機会がなかったので,勉強になりました。犯罪被害に遭わないための予防措置として「人」ではなく,「場所」の具体例といったことを分かりやすく解説していただいたことで,防犯に対する意識を持てたように思います。
今回は「教員になるにあたって」という視点からも受講したことで,今までと違う,自分だけでなく,子どもたちを守るという意識を持つことができました。ありがとうございました。
刑法犯認知件数の戦後からの推移をみて,犯罪被害というものは,未然に防ぐことができることを知りました。私のイメージでは,犯罪被害ということが,あまり身近なことだとあまり意識してきませんでした。
しかし,それは,地域の防犯活動や警察を始めとする,犯罪被害を減らそうとする行動のおかげなのだろうと思いました。
「地域安全マップづくり」のビデオの終わりのあたりで,大人を信じるなと子どもに教えてしまうこともありがちな風潮があ
ると思う。
しかし,多くの大人は子どもを守りたいと思っており,それが,「人」ではなく,「場所」に着目した「地域安全マップづくり」を通して,子どもたちに「危険な場所」を予測し,危険を回避する能力を身につけてもらう行動に結びついていると思いました。
ぜひ,小学校への出前授業「地域安全マップづくり」にボランティアとして,参加してみたいなと思いました。