凶悪事件の発生など,子どもの安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
こうした中,県では尾道市立大学との連携のもと,同大学で教師を目指す学生を対象に,「なくそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子どもの安全教育や地域安全マップづくりなどに関する特別講義を実施しました。
1.日時・場所
平成24年12月6日(木曜日)14時50分~16時20分(4時限)
2.場所
尾道大学(尾道市久山田町1600)
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子どもの安全な環境づくりについて,様々な取組が行われているということの認識を新たにする授業でした。
その反面,そうした取組が行われていても,100%安全な環境を整えることは難しいと思うし,整えることができたとしても,環境づくりを継続させていく対策が必要だと感じています。
そうした中で,社会として子どもたちを見守る活動は,一番簡単な方法であり,実行もすぐできる取組です。地域での取組の中で,買い物に行く時間帯をずらすなどをすれば,みんなで見守ることができると思います。
「地域安全マップづくり」の取組は,全ての作業がしっかりとした目的をもっているので,よい防犯対策だと感じました。
「地域安全マップづくり」に子どもが取り組む際,私たちもお手伝いすることがあれば,手伝いたいと思います。
「地域安全マップづくり」活動について,名称だけは聞いたことがありましたが,詳しいことは知りませんでした。今日の授業で,私自身が「場所」ではなく,「人」に着目して,犯罪が発生する原因を考えていたことに気づかされました。私のような大人でも「人」に注目するので,子どもたちはなおさらそうだろうなあと思いました。
でも,これからは,この活動が広がっていくよう,私もボランティアという形で協力したいと思いました。 私は小学生だったころ,防犯に関する情報のほとんどは,学校の先生から入ってきていました。「さすまた」をはじめて見たのは,小学生4年生の頃で,幼いながらにも,自分たちは危険に常にさらされているのだと自覚した記憶があります。
小学生の頃の記憶と今回の講義を通じて,改めて,教師と学校の役割,そして,地域で取り組んでいくことの大切さを理解することができました。
大学生の間に防犯運動に参加していきたいと思います。 小学生の頃から子どもが被害者となる犯罪が発生するので,「知らない人にはついていってはダメ」など指導を受けていました。しかし,実際にそうした場面では,怖さのために,逃げることや大声を出すことなんて,私にはできそうにないと思います。
だから,普段から危険な場所を見分け,近づかないということを目的とする「地域安全マップづくり」はとてもいい取組だと思いました。
ぜひ,「地域安全マップづくり」に取り組みたいです。子どもたちに犯罪被害にあいそうな場所を発見する力を身につけてもらうことはもちろんですが,私にとっても,そういった力を身につけていくこともとても大切なことであると思うので。
※ 大学周辺の方々と連携して,「地域安全マップづくり」など防犯の取組が広がり,安全安心なくらしの中,学生の皆さんの能力が開花する,そんな地域づくりに結びつけていって欲しいと思います。(県民活動課)