○ 日 時平成25年2月26日(火曜日),27日(水曜日)8時50分~12時10分
○ 場 所広島市立祇園小学校周辺
○ 参加者祇園小学校3年生児童 123名(4クラス)
○ 協 力 広島経済大学 興動館「子ども達を守ろうプロジェクト」メンバー11名
県立広島大学 ボランティアグループ「no_name」メンバー11名
今回は,2クラスずつが2日に分かれて実施しました。
各クラスとも,大学生ボランティアがパワーポイントの教材を使って事前学習を実施しました。
危険な場所・安全な場所を見つけるための「キーワード(入りやすい・見えにくい,入りにくい・見えやすい)」を教えてもらった後で,2枚の絵を見比べながら,どちらが危険な場所なのかを,キーワードを使って考えていきました。どのクラスも積極的に手を挙げて発表してくれました。
事前学習の様子 |
事前学習の後,各クラスとも4班に分かれて,学校周辺のフィールドワークを行いました。
事前学習で学んだキーワード「入りやすい・見えにくい」を使って,危険な場所や安全な場所を探して歩きます。普段,歩きなれた街の光景も,キーワードを使って考えると,新たな発見があったようです。
地域の方にインタビューも行い,危険な場所を教えてもらいました。
フィールドワークの様子 |
学校に戻り,いよいよ地域安全マップの作製です。
大きな模造紙に,道路を書いた後で,自分たちが発見した危険な場所や安全な場所の写真を置いていきました。その写真には,キーワードを使って考えた危険な理由,安全な理由の説明も添えていきました。危険と安全を色分けしたり,車や人を書き込んだりと,どのグループも楽しい地図を作製できました。
マップ作製の様子 |
最後に,班ごとに完成した地域安全マップを掲示して,発表会を行いました。
「ここは,塀が高くて見えにくいので危険です。」など,どのグループも大きな声で発表することができました。
発表の様子 |
今回の学習を終えて,発行された「学級通信」を紹介します。
今回は学校周辺しか歩きませんでしたが,このキーワードは全国共通です。通学路,家の周り,そして初めて行く場所でも,今回習ったキーワードを使って,危険な場所なのか安全な場所なのかを判断できるようになってください。
今回学習したことを,他の学年の人やおうちの人にも教えてあげてくださいね。
今回は,普段から祇園小学校で「ガードボランティア」として活動している広島経済大学興動館「子ども達を守ろうプロジェクト」のメンバーに加え,様々な活動を行っている県立広島大学のボランティアサークル「no_name」のメンバーも参加し,延べ22人の大学生ボランティアの力を借りて実施することができました。
祇園小学校では,来年度以降も「子ども達を守ろうプロジェクト」のメンバーと連携して「地域安全マップづくり」を継続的に行っていかれるようです。「no_name」のメンバーも,来年度は大学近隣の小学校での「地域安全マップづくり」に意欲的です。若い力が子どもたちの安全のために注がれることを,頼もしく思います。今後もがんばってくださいね!