広島市立古田台小学校(校長前重幸美)では,講師に県民活動課職員を招いて,1年生から6年生までの全校児童が,生活科と総合的な学習の時間に「地域安全マップづくり」を行いました。その様子を紹介します。
○ 日時・参加者
平成23年12月14日(水曜日) 4年生53名
平成23年12月16日(金曜日) 3年生52名
平成23年12月19日(月曜日) 6年生46名
平成23年12月20日(火曜日) 1,2年生86名
平成23年12月21日(水曜日) 5年生48名
○ 場 所
広島市立古田台小学校及びその周辺
こんなとき,どうしたらいいかな?
○ 事前学習
1,2年生は防犯教室を行い,知らない人に声をかけられたとき,危険を感じて逃げるときどう
したらよいかを,クイズ形式で楽しく学習しました。自分の身を守るために,お腹の底から「助け
て」と声を出す練習もしました。3~6年生は,「安全な場所」は「入りにくく見えやすい」,「危険な場
所」は「入りやすく 見えにくい」ということを学習しました。「安全な場所」と「危険な場所」が分かるよう
になることが,「自分の身を守る」ことにつながることが分かりました。
大声を出す練習もしました。
○ フィールドワーク(1,2年生)
1,2年生は,防犯教室の後,各学年4班に分かれて,古田台公園でフィールドワークを行いまし
た。古田台公園では,県民活動課の正に用意してもらったワークシートを持って,「安全な場所」「危
険な場所」を見て回りました。
古田台公園から帰って,「見えにくいところには,一人で行かない。」「トイレに行くときは友達と行
く。」などの気付きを,ワークシートに書き込みました。
1,2年生はワークシートで学習しました。
○ フィールドワーク(3~6年生)
3年生以上は,事前学習の後,各学年6班に分かれて学校周辺のフィールドワークを行いました。
前日までに,「班長」「副班長」「地図係」「写真係」「インタビュー係」「メモ係」の役割を,班ごとに分担
しておきました。
フィールドワークでは,地域の正にも協力してもらい,インタビューを通して地域の「安全な場所」「危険
な場所」を教えていただきました。
事前学習で学んだキーワード「入りやすく 見えにくい」をフィールドワークで確認し,自分たちが住む
地域をふだんとは違った視点で見ることができました。
天候にも恵まれ,絶好のフィールド
ワーク日和でした。
○ マップづくり(3~6年生)
フィールドワークの後はマップづくりです。
自分たちの足で歩いて調べた場所を,「地域安全マップ」にまとめました。
「歩道にガードレールあると,安全である」「金網の柵で囲まれた公園は,見えやすいので安全であ
る」など,「安全な場所」についてマップに書き込みました。また,「入りやすく見えにくい」のキーワード
を使って,「危険な場所」も書き込みました。
みんなで協力して,マップづくりをしました。
○ 発 表
作製した「地域安全マップ」を使って,班ごとに調べた「安全な場所」「危険な場所」を報告し
たり,感想などを発表したりしました。
「地域安全マップづくり」を通して,「安全な場所」と「危険な場所」を見分けるためのキーワ
ード,自分たちの身近なところにも「危険な場所」があることを知ることができました。
また,自分の身を守るためには,「危険な場ところが分かること」「危険な場所には近付かないこと」
が大切であることを学習しました。
危険な場所には注意してください。
古田台小学校では,全校をあげて「地域安全マップづくり」に取り組んでいました。自分の身を自分で守るために,「安全な場所」「危険な場所」が分かることはとても大切なことです。
県民活動課では,小学生を対象にした「地域安全マップづくり」や防犯教室に力を入れています。また機会があれば,声をかけてください。【県民活動課】