全国的に女子学生を狙った連れ去りや性犯罪などの重大事件や,それらの前兆事案となる声掛け・つきまとい等が後を絶たず,女子学生の安全対策が叫ばれています。
そこで,県民活動課は,県警と連携し,安全が危惧されている女子学生の防犯対策を中心テーマとして,先制・予防的に学生自からが犯罪に対処する姿勢を身につけてもらうため,エリザベト音楽大学で,「女子学生の安全・安心を守る防犯講座」を実施しました。
講座は,講義と実技(護身術,学内での不審者対策)の2本立てで行いました。
● 日時
平成24年5月31日(木曜日) 15:15~16:45
● 場所
エリザベト音楽大学(広島市中区幟町4-15)
● 参加者
エリザベト音楽大学 学生127名
講義では,県民活動課職員から,女子学生を取り巻く治安状況や犯罪が起こりやすい場所に注意して,危険を回避するなど,自然に防犯行動をとるよう説明しました。また,自転車の安全利用や薬物乱用防止,ネット犯罪被害防止等についても注意を呼びかけました。 | 護身術は,県警本部安全安心推進課職員が担当しました。腕をつかまれたときの離脱の方法,逃げるタイミングなどについて学びました。また,防犯ブザーなどのグッズの有効活用方法についてもお伝えしました。 |
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聴講された学生のみなさん一人ひとりが,教えてもらった技を試し,実際に被害に遭いそうになったときのために備えました。今日覚えた技を忘れないように友達等と繰り返し復習し,自分のものにするよう指導させていただきました。 | 最後に,万一に備えて,学校に不審者が侵入したときの対応方法について,実演を交えて実施しました。 |
今回の「女子学生の安全・安心を守る防犯講座」は,広島県「『なくそう犯罪』ひろしま新アクション・プラン」の行動目標である「子ども・女性を犯罪から守る」取組の一環として,エリザベト音楽大学と広島県及び広島県警察が連携して,実施したものです。
広島県及び広島県警察本部では,今後とも「子ども・女性を犯罪から守る」という取組を強力に推進していくこととしています。
県内の他の大学等で,「女子学生の安全・安心を守る防犯講座」の開催を希望される場合には,お気軽にご相談ください。【県民活動課】