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「『地域安全マップづくり』大学生ボランティア研修会」を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2015年11月18日

概 要

 県では,10月31日(土曜日),広島県庁において「『地域安全マップづくり』大学生ボランティア研修会」を開催しました。
 これは,凶悪事件の発生など,子供の安全が危惧されている中,子供たちの危険回避能力の向上と,地域住民の防犯意識の高揚を図る上で効果的な,「地域安全マップづくり」を指導できる大学生ボランティアの養成を目的として開催したものです。
 研修会には,県内4大学(比治山大学・広島経済大学・広島大学・広島女学院大学)から,子供の安全な環境づくりに係る取組で活躍中の大学生や,教員を目指す大学生の方に参加していただきました。

 1 日    時
 平成27年10月31日(土曜日) 9時00分~12時30分
 2 場  所 
 広島県庁自治会館1階101会議室
 3 参加者 
 広島県内の大学に通う大学生(4大学)45名

プログラム 

開始時刻内 容
 9時00分開会
 9時05分講義1~「地域安全マップづくり」の意義
9時40分講義2~演習の進め方
10時00分演習~フィールドワーク
11時00分

演習~「地域安全マップ」作製

12時00分発表
12時30分閉会

研修会の様子

開会   

 環境県民局県民活動課長から,子供自身が危険を予測し,危険を回避する能力を養成したり,地域住民の防犯意識の高揚を図る上で効果的な「地域安全マップづくり」を小学生に指導する方法を習得し,子供の安全な環境づくりに役立ててもらうことを期待していると挨拶させていただきました。

課長挨拶

環境県民局県民活動課長

 講義1~「地域安全マップづくり」の意義

 環境県民局県民活動課参事が,県内の犯罪発生状況や「子どもの安全確保に関する防犯指針」(「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例)について説明して,子供の安全な環境づくりの重要性を説明しました。そして,「地域安全マップづくり」が子供自身が自分自身を守るために「人」ではなく「場所」に注目して,危険を予測し,危険を回避する能力を高めるのに有効であることを説明しました。
 「犯罪が起こりやすい危険な場所」は「入りやすい」「見えにくい」というキーワード,「安全な場所」は「入りにくい」「見えやすい」というキーワードで見分けることができることを説明しました。

参事の講義風景 

「地域安全マップづくり」の講義風景

講義2~演習の進め方

  環境県民局県民活動課職員が 「地域安全マップづくり」の流れ,各班での係分担,児童への接し方,フィールドワーク中における注意事項について説明しました。
 講義2の様子

「地域安全マップづくり」の流れと注意事項について学
びました


 

フィールドワーク

  小グループに分かれ,子供たちに指導するときのポイントを考えながらフィールドワークを行いました。

フィールドワークの様子

県庁周辺でフィールドワークを実施しました。


「地域安全マップ」作製

 フィールドワークで調査した場所についてマップを作成しました。

マップづくり
 

発表

 グループで作成したマップの発表をしてもらいました。
 参加された大学生の方は,「ボランティア研修会に参加して,実際に『地域安全マップづくり』を体験して,子供の視線で危険な場所や安全な場所を見つけて,その場所に応じた行動をとることを考えることができたので,参加してよかったです。この体験をボランティア活動で生かして,子供たちが危険な場所を見つけて,犯罪から自分自身を守っていけるように指導していきたいです。」と感想を話しました。
発表の様子

 

閉会

 比治山大学現代文化学部子ども発達教育学科上之園公子教授から「今回,広島県内の4つの大学から『子供を犯罪から守りたい』という共通の目的を持った大学生が集まりました。今後は一人一人が先生となって,子供たちに危険な場所を気づかせて,子供たち自身が自分の身を守っていくように指導していくことになります。今日をスタートとして『チーム広島県』として広島県の子供たちを支援していきましょう。」と講評をいただきました。
 参加された大学生の皆さんには,県から受講修了証をお渡ししました。
 今後,指導者として活躍してくれることを期待しています。

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