凶悪事件の発生など,子どもの安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
こうした中,県ではエリザベト音楽大学との連携のもと,同大学で教師を目指す学生を対象に,「なくそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子どもの安全教育や地域安全マップづくりなどに関する特別講義を実施しました。
1.日時・場所
平成23年12月12日(月曜日)9時00分~10時30分(1時限)
2.場所
エリザベト音楽大学(広島市中区幟町4-15)506教室
広島県内の犯罪発生件数が想像以上に多いことに驚愕しました。平成14~22年にかけての発生件数が半減していることはとてもよいことでありますが,それでも1日に70件以上も犯罪が発生していることは,決して安心できる環境ではないと思います。
今日の講義を受けて「安全対策を前提として,どう児童・生徒を指導する」という観点が教師の姿勢として重要であると強く思いました。
また「地域安全マップづくり」というものを知りました。子どもたちが実際に自分の町で安全・危険を確認することによって,子どもたちの自身の注意力・防犯力が高まると同時に,友達や地域の人々とのコミュニケーション能力も向上できる,とてもよい取組だと思いました。
こうした取組に参加して,地域の防犯意識をさらに高め,自分自身や子どもたちを始めとする地域全体が安全となるようにしていきたいです。
毎日通っている道やよく知っている場所が案外危ないということが改めて分かりました。自転車が放置されたり,落書きで汚れた場所は,地域の人が無関心で,人の注意が及びにくく,決して安全とはいえない場所である。言われてみれば,そうだな!と思いました。
地域安全マップづくりに取り組んでいる小学生の様子を見てみると,安全・安心の意識啓発を図る上で,とてもいい作業であると思いました。
自分が住んでいる場所が「安全であるか危険であるか」これまで意外に気にかからなかったことに改めて確認する作業を行うことは,子どもたちが自分で気をつけようとする心を持ち,警戒し,危険な場所には近づかないように意識することができるようになることであり,犯罪を減らせる方法の一つだと学びました。
どこの地域でもやるべきことだろうと私は思います。
何気なく生活している場所で犯罪は発生します。改めて考えると,特に女性は夜道などで背後を気にかけるなど,意識して行動することに心がけていきたいと思います。
※ 多くの学生のみなさんに,「地域安全マップづくり」について正しい理解を深めてもらい,将来的にはマップづくりの指導者になって欲しいと思っています。