広島県,広島県教育委員会及び広島県警察では,「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動を広く展開し,安全・安心な犯罪の起こらない社会を目指しており,この運動の一環として,このたび,竹原市で「子ども防犯フォーラム」を開催しました。
このフォーラムでは,新規就学児童を持つ保護者,小学生の保護者,地域の自主防犯活動に意欲や関心をお持ちの方,教職員などを対象に,子どもの安全・安心な環境づくりの参考となる知識や経験を共有しました。
また,大学生ボランティアによる「子ども防犯教室」を同時開催し,未就学園児や小学生のみなさんが,クイズなど通じて防犯のことについて学びました。
このフォーラムの開催にあたっては,共催の竹原市と竹原市教育委員会,後援の公益社団法人広島県防犯連合会と竹原警察署管内防犯組合連合会からそれぞれ御協力をいただきました。
平成25年2月2日(土曜日)午前10時30分~午後0時30分
竹原市民館(竹原市中央5-5-24)
○ 「子ども防犯教室」 約20名
開会にあたり,主催者を代表して,広島県県民活動課の藤永課長からあいさつがありました。
広島大学大学院文学研究科越智貢教授が,「思いやりということ」と題し,子どもに接し,育てていく上で,思いやりの大切さを話され,子どもの安全について考えていく上でのヒントを示していただきました。
参加者からは,「童話を通じた内容でとても分かりやすかった。」,「いろいろな見方があることに気付いた。子どもの安全・安心のために,自分もできることからはじめようと思える良い機会になった。」などの感想をいただきました。
現状説明では,竹原警察署生活安全課小出来課長から,県内や,竹原市の子どもの安全を取り巻く現状について説明がありました。また,子どもが自分自身で危険を回避していく力をつけていくことの重要性について教示していただきました。
学校法人本長寺学園中央幼稚園の年長さんによるアトラクションが行われました。息の合った演舞,堂々とした演技を披露していただきました。
閉会にあたり,竹原市まちづくり推進課の大澤課長から,「今後とも,身近な地域コミュニティーを機能させ,犯罪に強い地域づくりのために,みなさんと一緒に取組んでいく」とのあいさつがありました。
「子ども防犯教室」では,未就学児や小学生のみなさんを対象が,広島女学院大学の大学生ボランティアから,防犯クイズやゲームなどを通じて防犯について学びました。防犯クイズでは,子ども役と不審者役に扮した大学生の寸劇を交えながら,「知らない人に声をかけられたり,手を捕まれたりしたらどうする?」などと質問されると,どうすれば安全なのか,みんなで考えました。