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第7回道徳教育推進リーダー養成プログラム

日時

平成19年11月28日(水曜日) 10時00分~16時50分

場所

尾道市立田熊中学校

参加者

・プログラム受講教諭
・本校教職員
・広島県教育委員会関係者 等 約40名

内容

テーマ「各教科等の関連や体験を生かした道徳教育」

実践交流

 「各教科等との関連を生かした道徳教育」の実践交流を通して,道徳の時間と各教科等との効果的な関連方法について学ぶ。

 <各教科等との関連を生かした道徳教育のポイント>

実践交流の様子の写真
実践交流の様子

○ 教科等との関連を指導計画に位置付ける
 道徳教育の全体計画や道徳の時間の年間指導計画に教科等との関連を記載し,計画的に進める。

○ 教科等の中で育てる道徳性について整理する
 教科等の中で育てる道徳性について道徳の内容との関連で整理する。

○ 道徳学習プログラムを構想する
 道徳の時間をかなめとして,他の教育活動や家庭との連携等を関連させた道徳学習プログラムを構想する

○ 児童の意識を連続させる
 道徳学習プログラムの中で,児童の意識が連続して流れるように掲示物や道徳ノートなどを活用する。 

演習・講話→講話資料へ(PDF211KB)

 小学校,中学校ごとにグループを作り,読み物資料を使って道徳授業を行う場合,ねらいに迫るために表現活動を一部取り入れるとしたら,どのように取り入れるかを考え,道徳の時間における体験的な活動を生かした指導について学ぶ。

 その後,体験を生かした道徳の時間の指導について,講話を行う。

講師

指導第三課 道徳教育係 
指導主事 吉田光範

内容

 

役割演技の様子
小学校の役割演技
役割演技の様子
中学校の役割演技 

『体験を生かした道徳の時間』
1 体験活動と道徳の時間の関連
2 体験を生かした道徳の授業が求められる背景
3 体験を生かした道徳の授業とは
4 体験を生かした道徳の授業展開

 

 

 

研究授業及び協議→学習指導案へ(PDF116KB)

授業者

教諭 村上正子

学年

第3学年A組 30名

主題名

勤労と奉仕の精神 4-(5)

ねらい

「福祉」の現場で「人間として接する」ことの意味を考えることを通して,公共の福祉の意義を理解し,社会の発展に尽くそうとする態度を育成する。

資料名

「幸せの居場所」 (自作資料)

授業の様子
導入で,福祉体験の写真を提示

授業の様子
ワークシートに考えを書く

授業の様子
色カードを活用しての授業協議

講義

講師

京都教育大学 准教授 岡部 美香 

演題

「各教科等の関連を生かした道徳教育」

内容

講義の様子

1 知育と徳育は矛盾しない(1)求められる「リテラシー」PISA TIMSS TIMSS-R等の調査結果から
 数学や理科の点数は高いが,それらの教科の「好き」や「役に立つ」の割合が低い。
 学力は日常に生かさないといけない。
(2)「博識」と「教養」の違い
 「博識」は,知識が豊富。「教養」は,学んだことを人のために生かしたり,生かそうとしている。

2 人と人をつなぐ知(1)世阿弥の稽古論から学ぶ
 稽古の3段階 
 ・上手になる段階:ものまね・教えられたことをそのまま受けとる
 ・達者(達人)の段階:自分らしく表現できる
 ・名人の段階:観客を喜ばせる
(2)総合的な学習の時間「えひめ学」で高校生が学んだこと
 体験学習を経て分かったことを表現(アウトプット)することで,経験になる。教科学習の中で,学んだことを生活の中で生かすことで,他人を幸せにする。

参加者の声

○低学年のグループ協議の中で,どのようにして児童に各教科等との関連を意識づけていくかという悩みを話し合うことができました。道徳の授業で学んだことを振り返ることのできる掲示物を工夫することが大切であるとわかりました。
○演習で表現活動をしているのは,本当に見ていて楽しいものでした。大人も楽しいのだから,生徒は喜ぶだろうと思いながら,見ました。ただ,「道徳的価値の深化のため」を忘れず,「計画的に…」が難しいですが,どんどんやってみたくなりました。
○授業は,自作資料の資料名が工夫されていたので,ねらいと合わせて話し合うことができればよかったと感じました。しかし,生徒は発問に対してしっかりと自分の意見をまとめようとしていました。中学生でも,ペアトークやグループトークやグループ討議をして,一人一人が表現できるようにする必要があると感じました。
○あっという間に終わったという感じの講義でした。とても分かりやすくひきつけられるものでした。体験しただけではだめで,表現と振り返りをして,初めて"分かる"ということであること,それは子どもたちだけではなく,自分自身もしっかり受け止めていきたいと思いました。知るだけではなく知って使う,使うだけではなく他者を意識して他者にわかるように伝える,表現することを大切にしていきたいと思いました。

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