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平成22年度広島県道徳教育指導資料作成委員会分野別作成部会(第9回)

報告・協議

読み物教材例・授業展開例の完成に向けて

・平成22年度 「広島県道徳教育指導資料」の最終構成について
・成果の普及方法について

広島県道徳教育の充実に向けて

パソコンの写真

「生きる力」の理念が引き継がれていることを踏まえ,豊かな心を育成することの重要性を再認識し,道徳教育の充実への取組を一層推進する。
・学校における道徳教育は,豊かな心の育成のための指導の充実とともに,言語に関する能力の重視や体験活動の充実により,他者,社会,自然・環境との豊かなかかわりの中で生きるという実感や達成感を深めさせる指導の視点を踏まえる。
 → 「言語活動の充実」に関する指導資料

・ 学校や学年の段階に応じた道徳性の育成を視点に,学校教育全体で取り組む道徳教育の実質的な充実を図る。
・ 道徳の時間の道徳教育における「要」としての中核的な役割や性格を明確にとらえ,道徳の時間の特質に基づく適切な指導の一層の充実を図る。

分野別協議

読み物教材例・授業展開例検討

 分野別協議の様子1分野別協議の様子2分野別協議の様子3分野別協議の様子4

【小中学校学習指導要領解説道徳編から】

○ 教材の開発に当たっては,教材の具備すべき要件を踏まえ,道徳の時間の特質を生かした展開が可能となるよう,活用を視野に入れた工夫が求められる。

《教材の具備すべき要件》

ア 人権尊重の精神にかなうもの
イ ねらいを達成するのにふさわしいもの
ウ 児童生徒の興味や関心,発達の段階に応じたもの
エ 多様な価値観が引き出され深く考えることができるもの
オ 特定の価値観に偏しない中立的なもの

カ 児童生徒の感性に訴え,感動を覚えるようなもの
キ 人間の弱さやもろさに向き合い,生きる喜びや勇気を与えられるもの
ク 生や死の問題,先人が残した生き方の知恵など人間としてよりよく生きることの意味を深く考えることができるもの
ケ 体験活動や日常生活等を振り返り,道徳的価値の意義や大切さを考えることができるもの
コ 悩みや葛藤等の心の揺れ,人間関係の理解等の課題について深く考えることができるもの
サ 多様で発展的な学習活動を可能にするもの

※ 教材が多様に開発されることを通して,その生かし方もより創意あるものになり,児童生徒自身のその主体的な活用が促される。
〈例えば〉 ・地域の人を招いて協力しながら学習を進める
 ・情報機器を生かして学習する
 ・疑似体験活動を取り込んで学習する
 ・授業の展開に中心的に位置付ける教材だけでなく補助的な教材を組み合わせてそれらの多様な性格を生かし合う など
○ 開発された教材については,その内容や形式等の特徴を押さえ,授業に資料として位置付けたとき,児童生徒がその内容をどのように受け止めるかを予想するなどして,提示の工夫,発問の仕方の工夫等を併せて検討しておくことが大切である。 

藤永先生から

藤永先生○ 道徳の授業は「道徳的価値の自覚を深めることを通して」道徳的実践力を育てるのであるから,あくまで「道徳的価値」を論点とした授業でなくてはならない。
 ・ 国語の授業と道徳の時間との相違
 ・ 道徳の時間の資料における「起承転結」
 ・ いわゆる「展開後段」での生活へのつなぎ・価値の一般化の扱い
 → 配付資料(藤永先生)(PDF708.9KB)

部会員からの一言

「先人の伝記」

部会委員の写真「先人の伝記」

「自然」

部会委員の写真「自然」

「伝統と文化」

部会委員の写真「伝統と文化」

「スポーツ」

部会委員の写真「スポーツ」

○ 「伝統と文化」部会は,7人の知恵を出し合って考えることができたので楽しかったです。これらの資料が,子どもたちの心に響くものになるよう,今後も活動を続けたいと思います。
○ 海田町の宝「織田幹雄さん」の生き様から学んだことを,資料作成や授業づくりに生かしていきました。また,それらを子どもたちにどう伝えるか,工夫・改善を繰り返し行ってきました。
○ 資料作成では地域の方とのつながりができ,この部会では県内の先生方とのつながりができました。自分の世界が広くなった2年間でした。
○ この資料の中身の何倍も,濃く,深い議論を部会員のみなさんとできて,本当に楽しかったです。広島県にプロジェクトDは,根付いていると強く感じました。寒さ厳しい冬で花を咲かせられないからこそ,地中の根を深く,強く張っていきましょう。
○ 自分で道徳の資料を作るなんてできるのだろうか・・・と不安でいっぱいの1年間でした。でも同じ町の先生方,作成部会の先生方がとても真剣に一緒に考えてくださって,何とか出来上がりました。この資料は私の子どものように愛着を覚えています。
○ 子どもたちが普段はあまり意識していない自然の偉大さについて,心に語りかける資料や指導方法を考えてきました。
○ どんな状況でも前向きに力強く生きるアスリートたちの姿。その生き方に触れ,自分を見つめなおすきっかけにしてほしいと願って,資料作成をしてきました。
○ 資料にするには挫折した場面などあるとありがたいのだけど(!?),そんな事実は「道徳で扱う先人」ともなると残っていないし,勝手に作るわけにもいかないし・・・。悩ましいところでした・・・。
○ 新しいものを生み出す苦しみと喜びを味わわせていただきました。
○ 資料作成を通して,伝統・文化とは何かじっくり考えることができました。また,北広島町のよさを改めて感じることができました。さらに,一つの資料をじっくり作り上げる難しさと楽しさを感じるとともに,道徳の時間の在り方を資料作りを通して,再認識することができました。
○ チームワークのよいグループで学ばせていただいて本当に楽しかったです。資料って本当に深いものですね。ありがとうございました。
○ 資料作成を行う中で,たくさんの人に出会うことができました。自分一人ではなく,出会った人の思いを伝えてければと思いながらの2年間でした。2年間の思いを1時間の道徳の時間の資料に込めたいと思います。
○ 資料づくりのために取材していくうちに,駅伝ファンになりました。選手だけではなく,チームみんなでたすきをつないでいくことに感動しました。1本のたすきに込められた,たくさんの人たちの思いが伝わるといいです。
○ どうもありがとうございました。皆さん,これからも共に頑張っていきましょう。
○ すてきな資料にたくさん出会えて勉強になりました。
○ 2年間の資料作成は大変でした。資料は良いものを作ろうとしましたがまだまだ改善できたらと思います。23市町の皆さん,色々ご指導くださいました県教委の指導主事の先生方や大学の先生方,また取材等を通して出会った方々・・・多くの出会いに感謝しています。本当にたくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。
○ 今回の読み物教材例集,授業展開例集を作成するに当たって,たくさんのことを学ぶことができました。地域教材を作成すると,児童と教材をどう出会わせるか,ねらいの価値をどう考えさせていくかなど,本時のねらいにあった授業展開についても深く考えていかなければなりません。ぜひ,本教材例集を活用して,たくさんの地域で道徳の時間が充実していくことを願っています。
○ 大竹市の先人「和田吉左衛門」の資料を作りました。今までよりも、もっと大竹が好きになりました。
○ 自分の生き方を考える材料・・・人や自然や文化などの「地域の宝」・・・は,実はたくさんあって,その一つ一つがたくさんのことを教えてくれました。
○ 時代をこえて,先人との縁を感じた一年でした.。
○ この2年間で教材作成のノウハウが身に付いた気がします。たくさんの先生方と協議を重ね,率直な意見をいただきながらよりよい資料へと変化していきました。今は,立派に育ったわが子が巣立っていく心境です。「道徳楽しいですね」やっぱりそう思います。
○ 昨年度から2年越しの資料作成がようやく終末を迎え内心ほっとしています。月1度のペースで開かれていた部会。作成部会員の先生方との様々な情報交換から,多くの学びをいただきました。
○ 何もかも大変でしたが,とても勉強になりました。楽しかったです。充実した2年間を過ごさせていただき,ありがとうございました。
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