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防災タイムラインの画面

梅雨本番!災害時の強い味方「防災タイムライン」を作成しよう

ひろしまで暮らす |

梅雨の間、注意したいのが土砂災害や河川の氾濫です。特に広島県では土砂災害が発生するおそれがあるとされる箇所数が約4万8千箇所にも上り、全国最多となっています。

いつ起こるか分からない災害の“いざというとき”に備え、日頃から私たちは何をしておく必要があるのでしょうか。今日からできる備えを確認しておきましょう。

もしものときに備えよう

ハザードマップ作成の様子

風水害などの危険が生じた際、命を守るために何よりも大切なことは、避難のタイミングや避難先をあらかじめ決めておくことです。

まずは、お住まいの地域や職場など多くの時間を過ごす場所の災害リスクを確認しましょう。「Yahoo!防災速報」アプリに実装されている「防災タイムライン」という機能を使えば、災害時に備えて避難情報などを一元的に確認することができます。

災害時の強い味方「防災タイムライン」

Yahoo!防災速報 トップページ

「Yahoo!防災速報」とは無料の防災アプリです。豪雨予報や避難情報など安全に役立つ情報を配信しています。このアプリの機能の一つに、広島県が企画段階から開発に協力して2021年8月に運用が開始された「防災タイムライン」があります。

こちらは、住所を入力するだけで自宅周辺の災害による想定危険度を確認でき、災害の危険性が高まった時には防災行動確認のタイミングをプッシュ通知によって把握できるようになっています。

避難情報が出てから避難の確認をしていては間に合わない可能性があるため、平時より防災タイムラインを作成しておきましょう。

4ステップで操作方法を確認

では実際にどのように防災タイムラインを作成すればいいのでしょうか?その方法をご紹介します。スマホを準備して早速トライしましょう!

① 「防災タイムラインを作成する」を選択

まずは、アプリ「Yahoo!防災速報 」をダウンロードします。

「防災タイムラインを作成する」を選択して、自宅や職場など多くの時間を過ごす場所の周辺にどのような危険があるのかチェックしてみましょう。

防災タイムラインの作り方1

② 「自宅の設定・想定危険度チェック」を選択

防災タイムラインの作り方2

自宅の情報と住所を入力すると、想定される災害の危険度が表示されます。実際に広島県庁の住所を入力してみると、浸水する恐れがあることが分かりました。

③ 画面一番下「結果を保存して行動のタイミングに進む」を選択

防災タイムラインの作り方3

どのタイミングで行動確認をすればいいのかを教えてくれます。この情報をアプリ上で設定しておくと、実際に避難する必要がある警戒レベルが発令された時、スマホにプッシュ通知が届き行動確認のタイミングを知らせてくれる仕組みになっています。「行動確認のタイミング」を確認し、OKを選択で完了です。

※行動確認のタイミングは各自治体等が発表している行動指針等を基にした参考情報です。実際の行動にあたっては、自治体等から発信される最新の防災情報を確認して状況に応じて行動してください。

警戒レベルについてはこちらの記事でご紹介しています。

防災タイムライン利用で逃げ遅れを防ごう

アプリでは自宅などの想定危険度や防災行動確認のタイミングだけでなく、備蓄品や連絡先、避難先などを設定することもできます。漏れがないようにしておきたいですね。

防災タイムラインの作り方4

災害に関するニュースを目にする度に、「準備しておかなければいけないな」と思いつつ、忙しい日々の中でどうしても後回しになってしまうかもしれません。

ただ今回ご紹介した機能は、約3分で簡単に設定することができるので、今この記事を読んでくださった方はすぐにアプリを確認してみてください。防災タイムラインを作成して災害からの逃げ遅れを防ぎましょう。