2018年9月7日
こどもから大人まで、幅広い世代から人気のジブリ作品。 待望の展覧会がついに広島にやってきて、連日多くのファンの方で賑わっています。
今回の展覧会は、スタジオジブリ設立から約30年間の歩みを体験できる特別企画。 どのように作品が生みだされていくのかを、映画公開当時のポスターや未公開資料とともに振り返ることができます。
広報課職員が取材でお伺いすると、県立美術館のエントランス部分には「天空の城ラピュタ」に登場する飛行船の模型が!精巧な作りと模型の大きさに圧倒されます。
そして、展覧会の入り口カウンターでお出迎えしてくれたのはトトロ。 おしゃれな照明やどんぐり等で素敵な空間が作られており、カウンターが木目だからなのか、トトロの佇まいともマッチ。 この日は特別に撮影ができる日で、来場者の皆さんは笑顔で順番に写真を撮っていました。
そのまま進んでいくと、壁一面に貼られた、歴代のジブリ作品のポスターを見ることができます。 同じ作品でも、多い時には第4弾までポスターを作ることがあったそうです。
そしてなんと、取材をした日には、スタジオジブリ展覧会プロデューサー青木貴之さんによるギャラリートークが開催され、ポスターを作るまでの簡単なステップ ([1]どういう画か [2]どういうタイトルか [3]キャッチコピー) や、こぼれ話を披露してくださいました。
新聞広告の説明では、「千と千尋の神隠し」の広告作成時の裏話に触れ、映画がロングヒットになったことから様々な種類の広告を作り、なかには千尋とともに“イチロー。首位打者、おめでとう”というメッセージが添えられている珍しいものもある、とのことでした。
今回の展覧会では、ポスターに書かれているキャッチコピーの他、“ボツ”になったものや、FAXでのやりとりまで見ることができます。
楽しそうにご家族で展覧会を見られていた方に出口で感想を聞いてみると「歴代の作品が見られたので、奥さんと『懐かしい』と話をしていました。 今日は無理を言って仕事を休んで来たのですが、とても楽しかったです」と笑顔で話をしてくれました。 この展覧会を見るために、呉市から来られたそうです。
お子さんは、「もののけ姫」に登場する森の妖精、こだまがお気に入りのようでした。 展覧会は9月24日まで。 皆さんもぜひご家族や友人と一緒に「ジブリの大博覧会」で、懐かしい作品を見に行ってみてはいかがでしょうか。
ジブリの大博覧会 ~ナウシカからマーニーまで~ - 広島県立美術館ホームページ (外部サイト)
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