クラウドファンディングを活用した「廃校リノベーション」完成

2017年12月1日

廃校リノベーション 和木小学校内観

11月26日「さとやま3つ星未来フェスタ」で閉幕を迎えた「ひろしま さとやま未来博2017」。 シンボルプロジェクトのひとつ、「廃校リノベーション」では、 県内3つの廃校が「みんなの居場所」へと生まれ変わりました。

(旧)小鳥原小学校

舞台となったのは庄原市・三原市・江田島市にある3つの元小学校や保育園。 世界を舞台に活躍する隈研吾氏監修のもと、再び人が集い、新しいつながりが生まれる場所として復活させることを目指して、地域内外の方々と一緒にリノベーションしました。 プロジェクトはクラウドファンディングを活用して改修資金の一部を集めるなど、開始当初から多くの方にご支援いただきました。

小鳥原小学校

小鳥原小学校 校舎内

庄原市西城町の(旧)小鳥原小学校は、山に囲まれ、懐かしい雰囲気を残す木造校舎。 若者との交流に希望を抱く地域の皆さんの声もあり、地域内外の人たちが一緒に活動できるような施設を目指してリノベーション。 自然と人を結ぶ「山々に囲まれた、木と竹の学校」へと生まれ変わりました。

小鳥原小学校 ウッドデッキ

校舎の外にはさまざまなイベントや休憩に使うことができる木のデッキを設置。 教室には、地域内外の人が集まり手作りで作製した竹すだれを設置してリズム感を生み出しました。

和木小学校

和木小学校 校舎外観

広島空港から車で15分の場所にある、三原市大和町の(旧)和木小学校は、立地やさとやまの魅力を活かし、交流人口の拡大に向けて農業体験や里山体験、地域おこし活動の拠点にしたいという思いから、体験活動などに利用できる研修スペースやレンタルスペースを設けました。 特徴的な2階のランプシェードと、校舎の前に設置したウッドデッキにかかる屋外日除けには備後地域の「和紙デニム」を使用。

和木小学校DIY 参加者が裁断や縫製をする様子

参加者の皆さんで裁断や縫製をして作りました。 特産品の大和レンコンから想像される大小さまざまな形の縁側やテーブルもかわいいですね。

沖保育園

沖保育園 牡蠣殻を使ったファサード

3つ目は、瀬戸内海の島々を望む美しいロケーションが魅力の江田島市の(旧)沖保育園。 廃園になった後も地元グループの皆さんが定期的にイベントを開くなど、地域の子供たちや親子の交流の場となってきた大切な場所です。 様々な活動が長く続く「交流の拠点」となるようにという想いを込めて改修しました。 園舎の入口では江田島特産の牡蠣殻を使ったファサード(外壁パネル)がお出迎え。 また、コンクリートだった中庭の廊下をウッドデッキに改修し、中庭がよりくつろげる空間に。 中庭の廊下にも設置された牡蠣殻が夕方には太陽の光を受けてきらきら光る、人々が集い交流できるすてきなスペースになりました。

沖保育園DIY 壁塗りをする様子

交流スペース内壁も「関西ペイント」さんのご協力のもと、ローラーできれいに塗り替わりました。

3つの廃校それぞれに下駄箱をDIYで製作・設置。 クラウドファンディングで寄附していただいた皆さんがいつでも広島のさとやまへ遊びに来られるように、お名前入りの下駄箱を用意しています!

たくさんの大切な思い出や記憶が残った3つの廃校は、その思いを受け継いで新たに生まれ変わり、これからも活かしていくことで、どこか懐かしいみんなの「居場所」になっていくはずです。 「廃校リノベーション」は、これからの地域づくりにとって重要な「地域にあるものを活かして新しい価値を創る」きっかけとなるプロジェクトになったのではないでしょうか。

潜入レポート第4弾!廃校リノベーションの現場を取材 - こちら広報課「今週のトピックス」
潜入レポート第2弾!廃校リノベーション記者発表会 - こちら広報課「今週のトピックス」
「ひろしま さとやま未来博2017」 公式サイト (外部サイト)

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