2017年6月2日
既に多くのメディアで取り上げていただいたとおり、メキシコオリンピック委員会(MOC)のカルロス・パディージャ会長らが5月23日、県庁を訪れました。 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、広島県内で事前合宿を行うことについて湯崎知事らと意見交換を行い、5月25日にはグランドプリンスホテル広島にて基本協力協定を締結しました。 締結内容は、メキシコが出場を見込む26種目について事前合宿を広島県内の市町で受け入れ、宿泊施設や練習施設を確保・提供するとともに練習をサポートするなど、官民が一体となってメキシコ選手団を支援するものとなっています。
5月23日からの3日間、県内の関係施設を視察したMOC会長は「選手が最高の条件で練習できることが確認できた」とお話しいただき、知事からは「選手には、オリンピックに向けて広島で安心してしっかりと準備してもらい、県民の皆様とも文化的な交流を深めてほしい」とのメッセージが。
協定締結記念式典には外務省中米カリブ課長、在日メキシコ合衆国大使、グアナファト州政府日本代表、日本オリンピック委員会副会長らをはじめ、受入意向のある市町の首長など総勢約270人が出席。各市町の首長らは誘致PRを行い、熱意をMOCの皆さんに伝えました。 併せて、神楽演舞、琴演奏などが披露され、メキシコの皆さんに日本の伝統的な文化に触れていただくことができました。 またサプライズとして、メキシコ出身の広島東洋カープのラミロ・ペーニャ選手から「事前合宿の協定締結、心からお祝いいたします。広島で事前合宿が実現し、メキシコとの関係が深まることを期待します。」というビデオメッセージが上映され、会場内は大いに盛り上がりました。
今後は各市町が受け入れる競技や、交流事業の内容などが決定していきます。 広島県では選手の皆さんが安心して準備をし、最高の成績を残せるよう、関係市町や経済界、競技団体などと連携してサポート体制をしっかりと整えていきます!
メキシコは、2016年リオデジャネイロで銀メダルの女子陸上、2012年ロンドンで金メダルの男子サッカー、WBCで熱戦を繰り広げた野球などが有名ですが、その他にも世界トップクラスのアスリート達が多数在籍しています。 そんな選手の皆さんが広島を訪れ、練習はもちろん、県民の皆さんと様々な形で交流を深めていただきたいと思います。
今後の情報は、県公式TwitterやFacebookページにてご案内する予定です。 是非みなさんも世界トップアスリート達の実力を肌で感じながら、一緒に応援していきましょう!
知事ブログ - メキシコオリンピックチームと基本協定を締結しました
知事記者会見動画 - メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿に関する基本協定の締結について
MOCの一行を広島空港でお出迎え
湯崎知事らと意見交換するメキシコオリンピック委員会
協定締結記念式典での鏡割り