初代アンバサダーに就任!森崎浩司さんに独占インタビュー![後編]

2017年3月24日

サンフレッチェ広島一筋だった20年間。現役引退後も『初代アンバサダー』として、サンフレッチェ広島の魅力を発信し続けている森崎浩司さん。 その“広島愛”とは?先週に引き続き、インタビュー後編をお届けします。

森崎浩司さん 独占インタビュー[前編] はこちら

あの背中を追いかけたい

森保監督から背番号7番を受け継ぎました。どんなお気持ちでしたか?

森崎さん 正直、重たかったですね(笑)。 憧れの選手でもありましたし。 でも、自分に言い聞かせていたのは「背番号でサッカーをするわけじゃない」ということ。 まずは自分らしくプレーすることが大事だと思っていましたし、その中で結果が伴っていけば、サポーターの皆さんにも認めてもらえるかなと。 出来る限り気持ちの持ち方だったり、メンタルのコントロールを心掛けてやっていました。

森崎さんにとって森保監督は、憧れの選手であり、尊敬する指導者でもあったんですね。監督から掛けられた言葉で印象に残っているものはありますか?

森崎さん 「もっと自然体でいい」という言葉です。 僕は力が入り過ぎているところがあったので、自然体で何事にも前向きにチャレンジする気持ちが大切だということを監督から学びました。 仕事でもプライベートでも正直でいたいですよね。 隠し事とかしたくないし、どんどん懐に入って、相手の良さを引き出していきたいなと思っています。 監督は厳しさの中にも優しさがあって、空気を掴むのが本当に上手いんですよ。

森崎浩司さん インタビュー

現役時代、森崎さんが後輩を指導することもあったんですか?

森崎さん 聞かれたら教えていましたけど、基本的には自分で考えることが大事だと思っているので、あまり指導することはなかったですね。 まずは自分で考えることってすごく大事で、その力を身に付けないと伸びる振り幅も狭くなると思うんです。 疲れている状態であまり言い過ぎても頭に入っていかないし。 そういうアドバイスをするタイミングも監督はやっぱり上手いです。

僕はひとりじゃない

ケガや病気に悩まれた時期もあったと思います。乗り越えるモチベーションになっていたものは何ですか?

森崎さん 家族やサポーター、クラブの支えはすごく大きかったです。 特に家族は、何か言葉をかけてくれたというよりも、僕がやりやすいように常にサポートをしてくれていました。 でも一番は、最終的には自分の力を信じることができたからだと思います。 そうじゃなきゃ立ち上がれなかった。 自分を信じる力が、逆境を跳ね除けるエネルギーになっていたと思います。

森崎浩司さん インタビュー

兄・和幸さんは森崎さんにとってどんな存在ですか?

森崎さん サッカーを始めたのも一緒。本当に、ずっと一緒に歩んできました。 双子ならではのシンパシーみたいなものがあって、調子が良いときも悪いときも、何も言わなくてもお互いに分かりました。 双子じゃなかったら、ここまで続けてこられなかったと僕は思っているんですよ。 あっちはどう思っているか分からないけど(笑)。 カズがいなければ、僕はプロサッカー選手になれていなかったと今でも思うし、最高のライバルであり、親友であり、それ以上の存在であり…。 う~ん、表現するのが難しいな(笑)。

千紫万紅の広島に

サポーターの声援をどのように感じておられましたか?

森崎さん 勝ったときはみんなで喜びますし、負けたら一緒に悔しがってくれる。 内容や結果が伴っていない試合に対しては、もちろんブーイングもありますけど、そういうのも全部ひっくるめて、サンフレッチェ広島のサポーターは“真のサポーター”だと思っています。 ヨーロッパでは当たり前のことなんですけど、負けたときにはブーイングがないと選手は成長していかないし、チームも強くならない。 叱咤と激励の両方がないとダメかなと思います。 僕が選手のときは、あまりされたくなかったですけど…(笑)。

森崎浩司さん インタビュー

広島におけるサッカーの盛り上がりについて、どのように感じておられますか?

森崎さん まだまだ足りないですね。 将来の夢がサッカー選手という子どもが増えてきているとは聞きますが、もっともっと増やしていきたい。 アンバサダーをやっていて感じるのは、もっと選手に親近感を持ってもらうことが大事かなと。 選手と触れ合う機会があれば、「この人どんな選手なのかな」とか「応援したいな」とか、興味を持つきっかけになると思うんです。 興味が湧けば、スタジアムにも足を運んでもらえるんじゃないかな。 どうしても選手のコンディションが優先されて、なかなかそういう場をつくるのは難しいんですけど、なるべく選手のことを知ってもらう機会をつくっていきたいなと思っています。

サンフレッチェ広島一筋にサッカー人生を捧げてくださいました。その理由は?

森崎さん 広島で生まれて育ったという思いが誰よりも強かったからだと思います。 2回目にJ2に降格したときは、さすがにへこんで色々考えましたけど、監督の続投を決断したクラブの考え方に共感したというのも大きかった。 監督のことがすごく好きでしたから。 いろんな要素が重なりながら、すべてが良いタイミングで進んできたような気がします。 確かに、他のチームでプレーしてみたかったという思いはありました。 でも、引退してからはそんな思いもまったく消えて、「これで良かった」と思っているんですよ。 これだけやってきたからこそ、今の自分があると。 そう思えるのは本当に幸せなことですね。

森崎浩司さん インタビュー

最後に、広島の皆さんにメッセージをいただけますか?

森崎さん まずは、サンフレッチェ広島というクラブに興味を持ってください。 その上で、好きか嫌いかを判断してもらいたいなと思っています。 広島はスポーツ王国ですけど、やっぱりカープの人気が根強いですよね。 歴史の長さも違うし、そこは仕方ないと僕も思っています。 でも、少しずつ追いついていける存在になりたいし、なれると思っています。 いつか、紫を目にしたら、みんなが『サンフレッチェ広島』を思い浮かべるようになって欲しいですね。 ラベンダーを見たらサンフレッチェ広島、赤ワインを見てもサンフレッチェ広島…みたいに(笑)。 僕のツイッターを見ていただければ、きっとサンフレッチェ広島が好きになると思うので、皆さん、まずはフォローしてみてくださいね!

森崎さん、本日は貴重なお話、ありがとうございました。

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