初代アンバサダーに就任!森崎浩司さんに独占インタビュー![前編]

2017年3月17日

2000年にサンフレッチェ広島に入団し、昨年10月に惜しまれながらも現役を引退。 ユース時代も含めると20年間、サンフレッチェ広島への愛を貫き通した森崎浩司さん。 さらに、今年からは『初代アンバサダー』として、新しい形でサンフレッチェ広島に携わることになった森崎さんの“広島愛”とは? その内容を二週にわたってお届けします。

人生はセカンドステージへ

ユースで3年間、プロとして17年間、本当にお疲れ様でした。現役を引退されて、いまの率直なお気持ちは?

森崎さん “肩の荷が下りた”という表現が一番ぴったりですかね。 現役時代はけっこうプレッシャーを感じながらプレーしていたので、そこから少し解放されたかな。 今は精神的にも時間的にもゆとりができて、普通のことが普通にできる生活を送れていると思います。

引退後、生活面で変わったことはありますか?

森崎さん ツイッターを始めました! 今はツイッターが“趣味”です(笑)。 仕事のこともプライベートのことも、かなりの頻度で更新しているので、ぜひぜひフォローをお願いします! あと、食事に行く機会が増えましたね。 現役時代は、試合で満足するプレーができないと気分がスッキリしなくて、チームが勝っても自分のプレーに納得できてなかったら、まったく飲む気がしませんでした。 でも、今はよく飲みに行きますし、そういう場の雰囲気もすごく好きです。

森崎浩司さん インタビュー

ご家族との過ごし方に変化はありましたか?

森崎さん 子どもを送り迎えする時間ができました。 子育てに加わるとまではいかないですけど、なるべく家族と楽しむ時間をつくろうと思っています。 子どもたちには、自分のやりたいことにどんどんチャレンジして欲しいと思っていて、それに対して「NO」と言わないのが僕の子育てのモットーです。 ひとつのことに固執するより、いろんなことを経験して欲しいですね。 その方が、人間としての幅が広がるような気がします。 とはいえ、僕はひとつのことを突き詰めてやってきたタイプなんですけど(笑)。 女の子ということもあって、そこまでサッカーをやって欲しいとは思っていないんですけど、やりたいって言ったら応援しますよ。 でも今のところ、そんなに興味ないみたいですけど(笑)。

広島県では、仕事も暮らしもどちらも充実できる『欲張りなライフスタイル』を提唱しているのですが、森崎さんご自身は『欲張りなライフスタイル』を過ごされていますか?

森崎さん 今は両方すごく楽しめていますね。 現役時代は“見られてる感”がすごく強くて、周りの評価を気にし過ぎていたような気がします。 引退して思ったのは、もう少し楽な気持ちになれる時間をつくっていれば良かったかなと。 オフの日でも、家族で過ごしている時間でさえ、「次はどうしよう」とかサッカーのことばかり考えていたので。 でも、仕事を楽しくやるって、なかなか難しいですよね。 だから、なるべく仕事とプライベートが両立した生活を送ることが大事なのかなと思います。

森崎浩司さん インタビュー

偶然か、それとも必然か

サッカーとの出会いについて教えてください。

森崎さん サッカーを始めたのは僕が小学校2年生のときで、 6年生の先輩に「サッカーやってみないか」と誘われたのがきっかけだったと思います。 通っていた小学校に、野球クラブはないけどサッカークラブはあって、それもある意味“縁”ですね。 野球クラブしかなかったら、野球選手になっていたかもしれないです(笑)。

プロのサッカー選手になりたいと思ったのは、いつ頃ですか?

森崎さん 高校生になって、ユースに入ってからです。 Jリーグが始まったのは小学校6年生のときでしたけど、当時はまだ「華やかな世界だな」と思うくらいで。 そういえば、アジアカップを観に行った記憶があります。 スタジアムが人でいっぱいで、座れるところもなくて立ち見で観戦しました。 当時憧れていたのは三浦知良選手。 今も現役でプレーされていてすごいですよね。 サンフレッチェ広島だと、森保さんや高木さん、前川さん。 あんなプレーが出来るようになりたいなという思いで見ていました。

森崎浩司さん インタビュー

森崎さんはかなりストイックなイメージがあるのですが、「プロ」として必要なことは何だと思いますか?

森崎さん お金を払って試合を見に来てくださる方の期待に応えるプレーをするのがプロだと思います。 結果はどう出るかは分からないけど、そこまでの準備はしっかりしないといけない。 時には何かを犠牲にするときもあります。 時間もそうだし、食事も制限しながらやっていかなくちゃいけない。 つらいと感じることもありますが、それが出来てこそプロのサッカー選手だと思います。

生涯サンフレッチェ広島とともに

引退後、初代アンバサダーに就任されましたが、アンバサダーとしてPRしたいサンフレッチェ広島の魅力とは?

森崎さん 団結力です。移籍してきた選手が溶け込みやすい雰囲気を選手みんなが率先してつくってあげているところだと思います。 新しく入ってきた選手は環境も変わるし、慣れるまでに時間がかかると言われるんですけど、森保監督がよく言われる「チームがひとつになって戦う」という思いを全員が持っていて、“ファミリー感”があるところが他のチームにはない強みだと思います。

他のチームにはない団結力が生まれるのはなぜだと思いますか?

森崎さん 監督の存在が大きいですね。みんなで力を合わせようと言っても、監督に惹きつける力がなかったら難しいと思うんです。 でも、森保監督にはその力がすごくあって、抜きん出てると思います。 そうじゃないと、5年で3回も優勝できないですよ。 僕はまだ指導者を目指してはいないですけど、指導者になったときには森保監督の言葉の掛け方だったり、間だったりを参考にしたいですね。

森崎浩司さん インタビュー

移籍してきた選手に広島県の魅力をアピールするとしたら?

森崎さん 一番は食べ物ですね。 肉も魚も、何でも揃っていますから。 あとは、住みやすさ。 広島出身じゃないのに広島に家を買った選手もいるんですよ。 いろんなクラブを渡り歩いた選手でさえ、広島が一番住みやすいと思ったということですよね。 僕はずっと広島なので他と比べることは出来ないですけど、今の暮らしをすごく居心地良く感じています。

今後、アンバサダーとしてチャレンジしてみたいことはありますか?

森崎さん 出来る限りいただいた依頼には応えていきたいと思っていて、とにかくいろんなことに幅広くチャレンジしたいです。 でも一番は、引退セレモニーでも言ったように、専用スタジアムが出来るように何か力になれればいいなと思っています。

サンフレッチェ広島公式サイト
森崎浩司さん Twitter

後編に続く (3月24日公開)

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