独占インタビュー!森本ケンタさんの“広島愛”に迫る![後編]

2017年2月17日

森本ケンタさん

多くのファンを魅了し続けるシンガーソングライターの森本ケンタさん。 広島、そして東京へと活動の幅を広げ、さらなる活躍が期待される森本さんに、「広島」をテーマにお話を伺いました。 先週に引き続き、インタビュー後編をお届けします。

森本ケンタさん 独占インタビュー[前編] はこちら

惹かれるのは、同じ価値観でつながっていること

昨年は、日本中から『広島』が注目を集めた一年でした。ケンタさんは2016年から東京でも活動されていますが、広島の盛り上がりを感じたエピソードはありますか?

森本さん 昨年はまさに広島の年ですよ! 東京の事務所のスタッフは、僕を「“広島の”森本ケンタ」と紹介するんですけど、会う人会う人に、二言目には「カープすごいね」と言われました。 そんなときは広島県民を代表して、「当然です!次こそは日本一をいただきます!」と一発目を仕掛けていますよ! 僕はもともと野球には関心がなかったんですけど、仲の良い選手たちが真剣な顔をして頑張っている姿を見て、かっこいいなと。 今ではすっかりカープファンです。 広島って素敵ですよね、カープが活躍すれば街も人も元気になる! それって、すごく最高だと思うんです。

森本ケンタさん インタビュー

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カープの勝敗に一喜一憂する広島県民を見て、どう思いますか?

森本さん 愛おしい!愛おし過ぎます! 日本は今、気持ちがひとつにまとまっていないような気がするんです。 あっちを向いたり、こっちを向いたり。 でも、広島には『カープ』があることで、みんながしっかりとひとつの方向を向いていて、その中で活気をもらって頑張っている。 だから、どこに行ってもカープですよね。 僕も東京から帰ってきてタクシーに乗ったら、タクシーの運転手さんから速攻でカープ情報がもらえます(笑)。 わざわざ自分で調べなくても、どんどん情報が入ってくるんです。 本当に愛おしい。他のどの球団だって、広島ほどじゃないと思うな。

広島のぬくもりが恋しいときに

ケンタさんは、東京銀座にある広島ブランドショップ「TAU」によく行かれると伺いました。

森本さん 行きます、用事もないのに!東京にいると、「広島切れ」が起きるんです。 それで、TAUに行くと『広島』だらけ(笑)。安心します。 最近は、いつ行っても人がいっぱいで、東京の人たちにも広島に関心を持ってもらえているのが嬉しいです。 そういえば、カープの優勝が決まるか決まらないかのときに、僕、TAUにいたんですよ。 カープファンもたくさん集まっていて…。 そうしたら、ひとりのカープファンの方が近寄ってきて、僕にカープのことを熱く語り出したんです。 僕のこと知らなかったみたいなんですけど、そのとき、「あぁ、このエリアはもう広島なんだな」と思いました。 広島愛が溢れていて、すごく良いですよね。そりゃ、用事がなくても行きたくなります!

森本ケンタさん インタビュー

ケンタさんにとって『広島』とは?

森本さん 僕は広島を『家』だと思っているんです。 そして、声を掛けてくれる人は『家族・親戚』だと。 最初の頃は、声を掛けてもらっても、人見知りなので恥ずかしいなと思っていたんですけど、今では「ケンタくん、頑張ってるね」なんて言ってもらったら、僕の受け取り方としては、親族からの激励以外の何ものでもないんです。 最近では、東京で広島の人が声を掛けてきてくれたら、「じゃあ、また『広島』でね」と言うようにしているんです。 また、『広島』で会おうねって。 もう何回も言いましたよ。 良いセリフでしょ?

自分の「居場所」と思えるから

東京にも活動範囲を広げられたことで、広島を離れる時間が増えたと思うのですが、改めて気付いた広島の魅力とは?

森本さん まず言いたいのは、人の温かさ。 東京から帰ってきて、新幹線口からタクシーに乗るんですけど、タクシーの運転手さんが「おかえり」と言ってくれるんです。 もうね、“キュン”とします。 「おかえり」と言って迎えてくれる人、僕の帰りを待ってくれている人がいるなんて、こんなにありがたいことはないですよ。

それだけ広島の人たちに受け入れられているということですね!

森本さん 東京に出てから、それを改めて感じることができました。 広島に帰ってくると、ギュ~ッと圧縮されて固められていた気持ちが、パ~ッと解放されるような、肩の力が抜けていくのが自分でも分かります。 あと、やっぱりお好み焼きは広島で食べないと! 広島風を名乗ってやっている店もあるんですけど、「ふざけるな」と思うとき、正直あります(笑)。

森本ケンタさん インタビュー

東京で精力的に活動されていますが、広島での活動も大事にされていますね。

森本さん 不思議なんですけど、僕は東京で一曲も曲を書いたことがないんです。 広島でしか書けなくて…。 創作活動には頭も使うし、精神も使うし、記憶をたどったりと、けっこう大変な作業なんですけど、その作業がスッとできるのは、環境が良いからだと思います。 広島は僕にとって、心地が良い場所なんでしょうね。

音楽活動をする上で、東京と広島に違いはありますか?

森本さん 僕は、これからは音楽も『地方』の時代だと思っています。 確かに、東京には最新の情報やモノが集まっているので、そこには絶対にアンテナを張っていないといけない。 そこから取り入れたものが、自分を成長させてくれますから。 でも、時代の変化とともに、音楽の有り方も変わってきていて、CDで聞くよりも、生の空間や時間に価値を見出す人が増えてきているような気がします。 僕の原点は広島なので、大きなライブはやっぱり広島でやりたい。 それが、みんなが広島に足を運ぶきっかけになればといいなと思います。 東京では新しい風をしっかりと受けて自分を成長させつつ、良いライブ、良い音楽を広島で創りたいと思っています。

森本ケンタさん インタビュー

走り続けた道の先に

改めてお聞きします。これまでの人生を振り返ってみて、活動をスタートさせた場所が『広島』で良かったと思いますか?

森本さん 思います。間違いなく、そう思います。 正直、よく「遠回りだ」と言われるんです。 でも、僕はまったくそうは思わない。僕の性格上、広島からスタートしていなかったら、たぶん途中で辞めていたと思うんです。 今日までやってこられたのは、このまちが温かく支えてくれたから。 広島は、僕にとって特別な、離れちゃいけない場所なんだと思います。だから、ひとつも後悔していません。

最後に、広島の皆さんにメッセージをいただけますか?

森本さん 僕は、広島に育ててもらったミュージシャンなんです、100%。 大事なことは、全部広島で学びました。 だから、『育ててくれてありがとう』。 それに尽きるかな。

ケンタさん、本日は貴重なお話、ありがとうございました。

森本ケンタ シンガーソングライター 森本ケンタ 公式Webサイト

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