独占インタビュー!森本ケンタさんの“広島愛”に迫る![前編]

2017年2月10日

森本ケンタさん

兵庫県神戸市で生まれ、20歳で単身広島へ。 2005年に音楽活動をスタートし、現在、シンガーソングライターとしてライブや楽曲提供を行う傍ら、テレビやラジオにも数多くのレギュラー番組を持つなど、マルチな才能が光る森本ケンタさん。 昨年には東京進出も果たし、活動の幅をさらに広げている森本さんに、「広島」をテーマにお話を伺いました。 森本さんが語る「広島県の魅力」とは? その内容を二週にわたってお届けします。

神戸から広島、そして「広島の顔」に

ケンタさんには、2012年から2016年までの4年間、広島県の広報番組のMCを務めていただきました。ご自身の中で、何か変化はありましたか?

森本さん それまでは、「とは言え、神戸の人間でしょ」という声を気にして、広島はこうだとハッキリと語ることができなかったんですけど、MCを務めさせていただいてからは、自信を持って広島の魅力をアピールできるようになりました。 例えば、「広島はこれからもっと子育てしやすい街になるよ」とか、「広島の中山間地域なら周りのノイズに左右されずに作品づくりができるよ」とか。 今では、当たり前のようにスッスッと言葉が出てきます。 番組を通じて、以前にも増して広島に対して愛着が湧き、周りからも「心の底から広島が好きなんだね」と理解してもらえるようになりました。 あの4年間は僕にとって、本当に誇りに思える4年間でした。

森本ケンタさん インタビュー

ときめきを信じて。進む道を見つけた街

兵庫県のご出身でありながら、広島を活動の拠点として選ばれた理由は?

森本さん 高校生のときに「ギター1本で生きていく」と決めて、じゃあ、どこから始めようかと考えたときに、自分が一番ときめく場所からゼロ発信したいと思ったんです。 そのためには、自分の目で見て確かめなきゃいけない、そう思って旅をする中で、一番印象に残った場所が『広島』でした。

具体的には、広島のどういうところが印象に残ったのですか?

森本さん 実は、小学生のときの修学旅行が広島で、宮島や平和記念資料館の景色をうっすらと覚えていました。 特に印象に残っていたのは資料館の展示。子どもの頃に見たときは、正直怖かった。 でも、高校生になって再び訪れたときには、以前とは見え方も受け取り方もまったく変わっていて、自分の中の変化を感じました。 大人になる過程の中で、それが人によって起こされたものだと理解したり、もし自分の身近な人がこの場にいたらと置き換えて考えられるようになっていたり…。 その出来事をきっかけに、そういう『心を育む音楽』があってもいいんじゃないかと思うようになったんです。 高校生という多感な時期の刺激は僕の中でとても大きくて、そのときの印象や記憶が、今でも僕の音楽の根底にあるんだと思います。

森本ケンタさん インタビュー

平和や身近な人を大切に思う気持ちが、ケンタさんの音楽の原点になっているんですね。

森本さん 僕は『家族単位の平和』を推奨しているんです。 親だったり兄弟だったりをまず大事にして、それが派生してどんどん大きな流れになっていけばいいなと。 それを子どもたちに伝える手段として、「学校ライブ」にも取り組みました。 資料館にあるどんなに貴重な資料も、受け取る側の気持ちがないと意味を成さない。 でも、広島にはその両方が同時に存在していて、そのことにすごく意味があると思っています。

広島から音楽を届ける意義をどのように感じておられますか?

森本さん 県外でも活動するようになってから、8月6日が何の日か分からない人が多いことにショックを受けました。 これはちょっとまずいなと。 僕ができるのは、せいぜいきっかけづくりですけど、『森本ケンタ』を入口にして、広島に関心を持ってもらって、広島に来てもらって、平和について考えてもらえると嬉しいですね。

自慢したくなる、とっておきの広島

ケンタさんのご家族やご友人が広島に来られることはありますか?

森本さん ありますよ!来たらまず、「資料館に行ってみてよ」と言います。 それから、おいしいお店に連れて行きます。 高校を卒業して、すぐに広島に来たので、兵庫のことを聞かれてもよく分からないんですけど、広島のことはだいたい何でも答えられます。 県外から来た友人を案内するときは腕が鳴りますね。 「どこに連れて行ってあげようかな。うまいもん食わしてやるぞ」とか、色々見てもらいたくてワクワクします! それだけ、僕は広島に自信を持っているんでしょうね。

森本ケンタさん インタビュー

ケンタさんはバイクがご趣味と伺いました。お気に入りのツーリングコースはありますか?

森本さん 宮島口に向けて、バイパスを降りて曲がるところです。 海がバ~ッと開けていて、カキ筏が見えて…。 いま目をつむっても、あの情景をすぐに思い出せます! 海もあって、山もあって、広島はどこを走っていても気持ちが良いです。 僕の曲に「エピソード」というのがあるんですけど、その曲は広島の街をテーマに作りました。 路面電車が走っていたり、たくさん川が流れていたりする街の風景を眺めながら、そのとき漂っているものを掴みながら書いた曲なんですよ。

広島だからこそかなう、自分のリズムを大切にする暮らし

広島県では、仕事も暮らしもどちらも充実できる『欲張りなライフスタイル』を提唱しているのですが、ケンタさんが考える『欲張りなライフスタイル』とは?

森本さん 仕事と遊びの両立、つまり、オンとオフの切り替えができる生活だと思います。 とは言え、子育てに不安を感じている人、きっと多いですよね。 僕の広島事務所のスタッフにも何人か子ども連れがいて、その不安を取り除いてあげることが、経営者としての僕の責任だと思っています。 広島県は、自分にあったライフスタイルを探しやすい県だと思うので、皆さんにも欲張ることを諦めないで欲しいな。 生活を変えるのはすごく怖いし、こうじゃなくちゃという思い込みも多い。 でも、周りに迷惑をかけてもいいと思うんです、感謝することを忘れなければ。 だって、みんな『家族』ですから。広島に住んでいる人は、そういう考え方の人が多いと思いませんか? 広島は他県と比べてみても、団結力のある県だと思う。 すごくまとまっていて、一枚岩な県だと思うんです。

森本ケンタさん インタビュー

ご自身は『欲張りなライフスタイル』をエンジョイしていますか?

森本さん 僕自身はとても欲張りで、休みの日には思い切り遊ばせてもらっています。 広島は、東西南北に高速道路が整備されているので、移動するのがとても便利ですよね。 ウインタースポーツもマリンスポーツも両方やる僕にとっては本当に恵まれた環境で、やりたいことをとことん楽しんでいます!

森本ケンタ シンガーソングライター 森本ケンタ 公式Webサイト

後編に続く (2月17日公開)

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