月刊こちら広報課 2019年1月号

今月の注目数字

陶芸家・今井政之さんを13人目の名誉県民に選定

今井政之さん

「名誉県民」とは、社会文化の興隆に卓越した功績があり、県民の誇りとして等しく尊敬を受ける方々を顕彰するもの。 この度、陶芸家の今井政之さんを新たに選定しました。 名誉県民の選定は、2010年の衣服デザイナー・三宅一生さん以来8年ぶりとなります。

これまでの名誉県民

皆さんはこれまでにどのような方々が名誉県民に選ばれているか、ご存知ですか? 小説家では、「山椒魚」などの作者である井伏鱒二さんや「春の城」などの作者である阿川弘之さんが選定されています。 画家では、奥田元宋さんや平山郁夫さんが選定されており、美術館 (三次市の「奥田元宋・小由女美術館」、尾道市の「平山郁夫美術館」) を訪れたことのある方も多いのではないでしょうか? シナリオ作家・映画監督として著名な作品を残された新藤兼人さんも名誉県民の一人なんです。 県内各地のロケ地が地域の観光スポットにもなっています。

その他にも、日本人初のオリンピック金メダリストの織田幹雄さん、彫刻家の圓鍔勝三さん、細胞生物学者の岡田義雄さん、化学者の井口洋夫さん、政界で活躍された灘尾弘吉さんや宮澤喜一さんなど芸術やスポーツ、学問、政治など、様々な分野で大きな功績を残された方々が顕彰されています。

県庁ロビーには、写真や実績を紹介したプレートが飾ってあります。 また、ホームページでもご紹介しています。ぜひご覧ください!

広島県名誉県民紹介ページ

陶芸家・今井政之さんとは

今井政之さん

この度、名誉県民として選定された今井さんは、今年度文化勲章を受章。 昭和5年に大阪市で生まれ、昭和18年に父の故郷である竹原市に疎開され、少年時代を過ごされました。 現在は京都市に住みながら、昭和53年に竹原市高崎町に築かれた「竹原豊山窯」で創作活動を続けられています。

今井さんが用いる「面象嵌 (めんぞうがん) 技法」は今井さん自らが確立した技法で、いったん成型した器をモチーフに沿って彫り込み、そこに色の異なる土をはめこむことで装飾する「象嵌技法」を、より広範囲の「面」で展開するというもの。 作品の多くには、この技法を用いて、鳥や魚など、力強く生命力に満ちた瀬戸内海の生き物が描かれています。

今井政之「象嵌彩窯変 かさご 飾皿」

平成28年のオバマ大統領 (当時) 広島訪問に際しては、コウノトリ2羽をあしらった世界平和の願いが込められた花壺を広島県に寄付してくださり、県からの記念品としてお渡しさせていただきました。

花壺

竹原市には今井政之展示館 (敷地内に工房である豊山窯と三井家から移築された大正時代の茶室「松聲軒」、江戸時代末期に池田藩の家老伊木三猿斎により建立された茶室「柳慶亭」もあります) や竹原町並み保存地区には「光本邸 今井政之陶芸の館」など、今井さんの作品を楽しめる場所がありますので、この機会にぜひお立ち寄りください。

詳細情報

広島県名誉県民 - 広島県ホームページ
今井 政之(いまい・まさゆき) - 広島県ホームページ

関連情報

今井政之展示館 - ひろしま観光ナビ
光本邸 今井政之陶芸の館 - ひろしま観光ナビ

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