HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は,感染力が弱く性行為以外では日常の生活の中で感染する心配はありません。
正しい知識を持って,しっかりと対策をしましょう。
膣性交,肛門性交(アナルセックス),口腔性交(オーラルセックス)の際は,コンドームを必ず正しい方法で使う
性器具を共用しない
袋から取り出す時などは,爪を立てると傷つき,コンドームが破れることがあるので,ていねいに扱うこと
一度使用したコンドームは捨てること(付けるのに失敗したコンドームも再利用せずに捨てること)
コンドームは熱に弱いので,高温になる場所(車の中など)に置かない
コンドームは圧力や摩擦に弱いので,財布やズボンのポケットなどに入れず,ハードケースなどに保管する
潤滑剤を使用する時は,水性のものを選ぶ(油性のベービーオイルや食用油などを使うと,コンドームが破れやすくなる)
防虫剤と一緒に保管しないこと(薬品がコンドームの袋に浸透し,ラテックスと化学反応を起こし,コンドームが破れやすくなる)
使用期限を守る(箱に記載されている)
注射器具の共用は絶対にしない
妊娠中からの適切な治療
帝王切開による出産
人工栄養(粉ミルク)での養育
※女性がHIV陽性の場合でも,必要な対応をすることで赤ちゃんへの感染率は1%以下に抑えられます。
※パートナーと十分に相談し,妊娠・出産を希望する場合は,医師と相談しながら計画を立ててください。