広島県庁舎

設計

日建設計工務（現日建設計）

施工

1956年

住所

広島市中区基町10-52（Google Map）

広島の戦災復興を特徴付けるモダニズム建築の一つであり、装飾を省き合理性とシンプルさを追求するモダニズムの作法に忠実な設計となっています。合理的な機能配置に基づく平面プラン、構造体は小さく開口部は大きく見せるデザイン上の工夫、鉄が多用された建具の風合いなど、シンプルな中にも見どころの多い建物となっています。
竣工時期が異なる北館や農林庁舎に至るまで、基本的な建築意匠が継承され、庁舎群一体として複雑な平面構成ながら統一感のある落ち着いた街区を形成している点も魅力です。