#063

旧千葉家住宅

設計
不詳
施工
1774年
住所
安芸郡海田町中店8-31(Google Map

旧西国街道の宿場町として栄えた海田の歴史をとどめる建物です。千葉家は屋号を「神保屋」と称し、酒造業のほか、天下送り(江戸幕府の書状や荷物を扱う)役、宿送り(広島藩の荷物を扱う)役を務めていました。また、御茶屋(本陣)や脇本陣に準ずる施設として,要人の休泊などにも使われた本住宅は,主屋・角屋・座敷棟及び泉庭により構成されています。中でも安永三年(1774)に建築された座敷棟は,数寄屋風の趣向でまとめられ,同時期に建てられた付属建物や泉庭とともに,江戸時代のもてなしの空間を今に伝えています。街道を旅する人々も座敷からの庭の眺めに,その疲れを癒したことでしょう。
[県指定重要文化財]

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