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福屋八丁堀本店

設計
渡辺仁建築事務所
施工
1938年
住所
広島市中区胡町6-26(Google Map

広島市の中心部、八丁堀の交差点に面して建つ老舗の百貨店です。 昭和13年、戦時建築制限が始まる直前に福屋新館として建てられた鉄骨鉄筋コンクリート造の高層商業建築は、その気品溢れる優美な姿から「白亜の殿堂」と称され、県民に親しまれていました。被爆時には爆風と火災により内装は全て焼失したものの躯体と外壁は残り、広島の復興と共に修復を進められ、かつての趣を取り戻しました。
味わい深いタイル張りの外装とリズミカルな窓割りの上品なファサードデザインは、目抜き通りにあって、今なお街並みに品格を与えています。

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