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1-2-1.八幡川水系治水に関する現状と課題

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月1日更新

 八幡川は古くから河積狭小で,なおかつ天井川であったため,ひとたび洪水となると各所で溢水氾濫し,被害を受けてきました。江戸時代はじめには洪水対策として八幡川の流路変更がなされました。これが八幡川改修の始まりと言われています。
 近代に入って,昭和26年10月のルース台風による洪水では,集中豪雨により八幡川の大氾濫を招き,旧五日市(いつかいち)町全域が浸水し,犠牲者も出るなど大きな被害をもたらしました。これを契機に八幡川の改修は急ピッチで進み,昭和29年には下流部の流路延長7.3キロメートル区間について河道改修が完了しました。
 しかし,その後八幡川流域では,広島市のベッドタウンとして人口が急速に増加し,資産も蓄積したため,洪水に対する安全度を高め,生命財産の保護に十分な対策を講ずる必要が生じました。そこで,下流市街地の水害を防ぐために基準地点皆賀橋(みながばし)において基本高水流量780立方メートル毎秒,計画高水流量520立方メートル毎秒と定め,昭和48年から「魚切(うおきり)ダム」の建設に着手し昭和56年に完成しています。この結果,八幡川下流部の安全度は大きく向上し,ダム完成以降は大きな洪水被害は発生していません。なお,八幡川流域の地質の大半は花崗岩(かこうがん)で,風化が進み崩壊しやすくなっているため,平成11年6月29日の集中豪雨では,土石流や崖崩れが,中流部の支川において発生し,尊い命が失われました。このことから,土砂災害についても十分注意を払う必要があります。
 一方,最大支川の石内川においても,治水対策として昭和38年から河道改修に着手し,八幡川合流点から半坂川(はんさかがわ)合流点付近まで築堤・掘削等を実施してきました。なお,梶毛川合流点付近より上流区間においては「ふるさとの川モデル事業」の指定を受け,親水性・環境に配慮した河川改修が完了しています。
 しかし,石内川流域内では「西風新都」の建設に伴ない大規模な開発が進行中で,流域の保水能力の低下による流出量の増加などが懸念されており,更なる治水安全度の向上が急務となっています。

表1-2-1 八幡川水系における主な災害の一覧表

年月要因被害要因被害内容
昭和26年10月ルース台風破堤氾濫死者3名,流失家屋30戸
全半壊家屋15戸
昭和47年7月豪雨
台風
越水氾濫床上浸水5戸,床下浸水11戸
農地浸水5.2ヘクタール,被害額6198,000円
昭和49年7月断続豪雨越水氾濫床上浸水14戸,床下浸水5戸
農地浸水0.4ヘクタール,被害額2500万円
昭和50年9月集中豪雨越水氾濫床上浸水0戸,床下浸水5戸
宅地浸水1.0ヘクタール,被害額1446,000円
平成11年6月集中豪雨土石流・崖崩れ死者11名,全半壊家屋多数  

 出典:「水害統計 建設省」,「五日市町誌」

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