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「ひろしま木づかい推進協議会」の取り組みについて(令和4年度総会を開催しました)

印刷用ページを表示する掲載日2022年8月31日

「ひろしま木づかい推進協議会」の取り組み

 「ひろしま木づかい推進協議会」は,県産木材に係る川上から川下までの全ての関係者が,県産木材の利用促進に関する取組状況を共有した上で,取組内容の検討・検証を行うことにより,総合的な県産木材の利用促進の目的を達成するために,令和元年11月に設立されました。
 このページでは,協議会の取り組みについて紹介します。

ひろしま木づかい推進協議会規約 (PDFファイル)(155KB)
ひろしま木づかい推進協議会委員名簿 (PDFファイル)(119KB)

・総会
 会長の招集により年1回開催され,事業計画の決定や事業報告の承認等についての決議を行います。

・運営委員会
 委員により構成され,協議会の運営や取組内容の検討・検証等についての審議を行います。

・専門部会
 協議会の専門分野の委員で構成され,各分野での県産木材の利用促進に対する課題の共有や,解決に向けた取組内容等についての検討を行います。

令和4年度

・総会

 令和4年7月27日に,通常総会をサテライトキャンパスひろしまにて開催しました。

 今回の総会においては,委員の選定,会長の選任及び令和3年度の事業報告,令和4年度の事業計画について,決議を行いました。

 また,総会終了後には記念講演会として,株式会社酒井建築コンサルタント及び広成建設株式会社広島支店の方を講師にお招きして,県の木造施設で令和4年9月に完成予定の「観音マリーナ海浜公園管理棟」について,施設の概要や設計・施工において工夫した点等のご紹介をいただきました。

会議資料 (PDFファイル)(923KB)

総会の様子 竹内新会長の挨拶
(総会の様子)・(竹内新会長のあいさつ)

記念講演会の様子
(記念講演会の様子)

令和3年度

・総会

 令和3年6月28日に,通常総会を書面により開催しました。

 今回の総会においては,令和2年度の事業報告,令和3年度の事業計画及び「県産木材の利用の促進に関する指針(第2期)」に基づく対応について,決議を行いました。

会議資料 (PDFファイル)(978KB)

・運営委員会

 令和3年11月11日に,運営委員会をひろしま国際ホテルにて開催しました。

 今回の運営委員会においては,広島県の木材産業の現状と課題及び広島県公共建築物等木材利用促進方針の改正について説明するとともに,各委員による意見交換を行いました。

会議資料 (PDFファイル)(6.43MB)

・第4回専門部会

 令和4年3月22日に,第4回専門部会を広島YMCA国際文化センターにて開催しました。

 今回の専門部会においては,木材利用に係る普及啓発及び人材育成を巡る最近の状況について,各分野における現状の情報共有を行うとともに,利用促進のための取組について意見交換を行ったほか,広島県の令和4年度県産材利用関係予算について説明しました。

 委員からは,「SDGsもあって,室内等に木材を使いたいという企業は増えており,そういったニーズの把握が重要になってくる。」「学生時代から,もう少し木造建築に関する知識を学んできてくれればありがたい。」などの意見等が出され,活発な議論が行われました。

会議資料 (PDFファイル)(3.37MB)

・第3回専門部会

 令和4年2月4日に,第3回専門部会をウェブ会議により開催しました。

 今回の専門部会においては,広島県の林業施策や,住宅・建築物を巡る最近の状況について,各分野における現状の情報共有を行うとともに,利用促進のための取組について意見交換を行いました。

 委員からは,「ウッドショックによる木材価格高騰の影響は大きく,このまま価格が高止まりするようだと,せっかく高まった木材利用の機運がしぼんでしまう。」「住宅価格も上がっており,今後は新築ではなく,リペアやリノベーションの市場が伸びていくのではないか。」などの意見等が出され,活発な議論が行われました。

会議資料 (PDFファイル)(6.7MB)

・第2回専門部会

 令和3年10月14日に,第2回専門部会をウェブ会議により開催しました。

 今回の専門部会においては,木材の新規用途開発及び販路拡大や,木質バイオマスを巡る最近の状況について,各分野における現状の情報共有を行うとともに,利用促進のための取組について意見交換を行いました。

 委員からは,「今後,生産量が増える県産ヒノキの大径材については,家具の分野においても活用を広げていけるよう,将来に向けて製品開発に取り組むことが重要。」「広葉樹について,欲しい樹種・サイズの原木が入手できる状態になっていない。」「FIT制度の下での木質バイオマス利用について,川上・川中の事業者がどう関わっていくことが良いのか議論が必要。」などの意見等が出され,活発な議論が行われました。

会議資料 (PDFファイル)(1.56MB)

・第1回専門部会

 令和3年6月4日に,令和3年度第1回専門部会をウェブ会議により開催しました。 

 今回の専門部会においては,令和3年3月に改正した「県産木材の利用の促進に関する指針(第2期)」の内容に基づく今後の取組や,県産木材を巡る最近の状況について,各分野における現状の情報共有を行うとともに,利用促進のための取組について意見交換を行いました。

 委員からは,「保育園や認定こども園に関しては,木造・木質化が当たり前のこととして受け入れられるようになっているが,その他の建築物において木造化を進めるうえでは,十分な費用対効果が得られるかが重要となる。」「コロナ禍でのライフスタイルの変化に対応した,県産材家具等の製品開発に取り組んでいく」等の意見が出され,活発な議論が行われました。

会議資料 (PDFファイル)(1.42MB)

「ひろしま木づかい推進協議会」の設立

 木材は,住宅への利用により,健康で快適な暮らしを作り出すとともに,環境への負荷が少なく,再生産が可能であることから,今後,循環型社会を形成していくに当たって,重要な役割を果たす天然素材です。近年では,建築物への利用のみならず,木材をエネルギーとして利用し,地球温暖化防止に役立てるなど,木材の利用拡大に対する期待は大いに高まっています。

 このような中,本県では,平成30年10月に,議員からの提案により,「広島県県産木材利用促進条例」が制定され,平成31年3月には,県としての取組方針となる「県産木材の利用の促進に関する指針」を定めました。この指針では,これまでの木造住宅分野はもとより,公共建築物の木造化,木質バイオマスのエネルギー利用,消費者に対する普及啓発など,幅広い分野での木材の利用拡大に取り組むこととしています。

 特に,条例では,県産木材の利用の促進に向けた「体制の整備」が求められており,同指針では,「市町,森林所有者,林業事業者,木材産業事業者,建築関係事業者等の関係者からなる「ひろしま木づかい推進協議会」を設置・運営する」こととしています。

 このたび,本協議会の設立趣旨について多くの皆様からの賛同をいただいたことから,令和元年11月29日にサテライトキャンパスひろしまにおいて,設立総会を開催しました。設立総会では全ての議案が賛成多数で承認され,同日付で「ひろしま木づかい推進協議会」が設立されました。

 総会では,会長に一般社団法人広島県木材組合連合会の菅野康則会長,副会長に広島県森林組合連合会の小林秀矩代表理事会長と公益社団法人広島県建築士会の元廣清志会長を選出するとともに,規約や当面の事業計画についても承認されました。また,総会終了後には,設立記念講演会として,ウッドソリューション・ネットワーク事務局を担われている農林中央金庫の方を講師としてお招きして,非住宅木造推進アプローチブック「時流をつかめ!企業価値を高める木造建築~持続的な木材利用を経営戦略に取り込もう~」のご紹介をいただきました。

 本協議会を中心に,関係者の力を一つにして,県内における木材利用の拡大に向けて,一層の推進に力を入れてまいります。

総会風景 会長あいさつ
(総会の様子)・(菅野会長のあいさつ)

講演会風景
(講演会の様子)

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