ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地トップページ > 組織でさがす > 林業課 > ひろしま木造建築塾「スキルアップ講座」の取組紹介【第3回目】

ひろしま木造建築塾「スキルアップ講座」の取組紹介【第3回目】

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月27日更新

ひろしま木造建築塾「第3回スキルアップ講座」レポート

新年あらたまって初めてとなる『ひろしま木造建築塾「スキルアップ講座」』の
第3回目を下記のとおり実施しました。(全4回の講座)

講座写真1

※ひろしま木造建築塾の修了者の情報等は下記をクリックしてください。
 ◆平成26年度ひろしま木造建築塾修了者の情報
 ◆平成27年度ひろしま木造建築塾修了者の情報

 ◆ひろしま木造建築塾「スキルアップ講座」◆

日程講座内容訪問先・講師等
【第1回】
平成27年11月19日

≪現地研修ツアー≫
 中大規模建築物向けの製材品供給体制について,県産材の生産から製品加工までの現状を把握する。

・株式会社スガノ
・佐伯森林組合
・株式会社小城六右衛門商店
・有限会社安田林業
・広島林産中市協同組合
【第2回】
平成27年12月10日

≪現地研修ツアー≫
 大断面集成材製品の調達について,原木集荷からラミナ製造,集成加工,プレカット加工といった取組を把握する。

・ひろしま木材事業協同組合
・中国木材株式会社 北広島工場
・中国木材株式会社 郷原工場
【第3回】
平成28年1月20日

≪ワークショップ≫
 具体的なプロジェクトを題材として,建設コストや建築設計監理に関して多面的検証を行う。

・現代計画建築研究所 今井氏
・山辺構造設計事務所 山辺氏
・サウンドウッズ 安田氏

【第4回】
平成28年3月3日

≪座学≫
 県産材の流通コストについて,供給サイドからの情報を収集し,実際に計算する機械を提供する。

・原木市場
・製材所事業者
・流通販売事業者
・サウンドウッズ 安田氏

※第1回目及び第2回目のスキルアップ講座のレポートは,上記日程をクリックしてください。

 第3回目:平成28年1月20日実施

【参加者】
 広島県内で業務を行う建築士事務所に所属する一級建築士 25名
 広島県内で森林林業・木材製造流通・建築に関わる実務者 3名

【講師】
 今井 信博氏(株式会社現代計画研究所代表取締役)
 山辺 豊彦氏(有限会社山辺構造設計事務所所長)
 安田 哲也氏(NPO法人サウンドウッズ代表理事)

【開催場所】
 広島県庁内

【主催】
 広島県

【運営事務】
 NPO法人サウンドウッズ


スキルアップ講座は,これまで2回実施しており,それぞれ製材と集成材を
テーマに県内の供給事業者を視察しました。

3回目となる今回は,今後,広島県産材を利用した木造建築プロジェクトの
事業化に向け,具体的な建設プロジェクトを題材としたワークショップを実施
しました。

実際に建設された木造・木質化学校建築を事例として,そのプロジェクトに
関わられた3名の講師にお越しいただき,企画立案・基本計画などの流れを
紹介していただくとともに,地域材の調達に考慮した工程計画や設計上の
留意点など,多面的に検証しました。

講座写真2

講義A:プロジェクトの概要説明(安田講師)

当該事業の運営事務も担当しているNPO法人サウンドウッズは,今回の題材
となった学校建築プロジェクトで,事業プロデュース・木材調達管理を担当され
ていました。

講師の安田氏からは,当該プロジェクトの概要,木材調達からみた木造・木質化
建築の留意点などについて,解説していただきました。

講座写真3

講義B:設計要点解説1(今井講師)

今井氏は,当該学校建築プロジェクトにおいて,意匠設計の立場で関わって
おられました。

意匠設計として,対象となる木造・木質化学校建築の立地や社会的背景,冬場
の積雪などの様々な諸条件からどのようにコンセプトデザインしたのかなど,建築
プロポーザルから建設までの流れや地域材調達における木材コーディネーターの
役割などについて,詳しく解説していただきました。

講座写真4

講義C:設計要点解説2(山辺講師)

続いて,当該学校建築プロジェクトにおいて,構造設計を担われた山辺氏から,
木構造における留意点の整理,当該プロジェクトをはじめとする中大規模木造
建築物における課題や地域材利用のために検討すべきことについて,お話し
していただきました。

講座写真5

グループワーク

3名の講師による解説ののち,グループワークを行いました。

講座写真6

まずは,3名の解説を聞いて生じた疑問点をグループ内で共有し,不明点の
解決をグループ内で図りました。

解決が図れないものについては,全体でそれらを共有しました。

講座写真7

受講者からは,木材特有のメンテナンスへの理解をどのように図るのか,
クレームへの対応,コストや構造についてなど,様々な視点からの質問が
飛び交いました。

講座写真8

最後に,今井講師と山辺講師から,今後,県内産材を活用した木造・木質化
建築プロジェクトの担い手となる受講者に対して,一言ずつアドバイスをいた
だきました。

≪今井講師≫
 公共建築物等における木材の利用促進法の施行以来,木造・木質化建築の
 建設を希望する自治体は増加傾向にあるが,これらに関わる際は,メンテナンス
 への理解も含め,何のための木造・木質化建築物なのか,動機を明確にすべきである。
 また,自治体内の関係部署も多岐にわたることから,これら関係部署との密な
 コミュニケーションも重要である。

≪山辺講師≫
 今後,より技術や知識を積み上げるためには,座学だけでなく実証実験などを
 しながら学ぶと,より広く・深く知見が得られる。奮起してほしい。

次回は,木造・木質化プロジェクトにおける建設コストについて学ぶ機会となります。

その他

 この「ひろしま木造建築塾」は,広島県がNPO法人サウンドウッズに業務の運営を委託しています。


県政ピックアップ