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集落で取り組む鳥獣被害防止対策

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年10月25日更新

集落ぐるみで取り組む鳥獣被害対策について

 広島県は,野生鳥獣による農作物被害について,集落の皆さんが協力して対策を進める活動を支援しています。

鳥獣被害対策を取り巻く現状

 有害鳥獣の捕獲頭数や侵入防止柵の設置延長は増加していますが,農作物被害額は高止まりの状態にあります。
 この大きな要因として,無自覚な行動による集落での餌付けが挙げられます。
 餌付けは,集落全体で取り組まないと効果が得られにくいため,集落での取り組みを進めていく必要があります。

鳥獣被害対策の課題

集落で餌付けが行われているのは,
○集落で情報(餌付けにつながる行動)が共有されていない
・えさとなる残渣や放任果樹の放置
・囲いきれていない柵・外からでもえさにありつける柵の設置
・冬に門扉を開放したり,昼間電気柵に通電しない
・集落内の潜み場所を作っている
○これらの原因を指摘できる鳥獣被害対策の指導者の不在
という課題があります

無自覚な餌付けの例

稲刈り後の二番穂(ひこばえ)
稲刈り後の2番穂
田に放置された野菜の残渣
田に放置された野菜くず
樹園地に放置された摘果
みかん園に放置された摘果
柵の外からでも食べることができる野菜
柵の外からでも食べられる畑の作物
放任されたカキの木
放任された柿の木

施策の展開方向

「自分たちで守れる集落」を育てるために,集落ぐるみの取組を総合的に推進していきます。
(1)「環境改善」
 まずみんなで勉強し,守れる畑・集落づくりの取組を推進
(2)「侵入防止」
 効果的な囲いや追い払いを推進
(3)「捕獲」
 どうしても防ぎきれない場合の捕獲に農家も参加する体制の整備

対策(1)集落機能の活用

 「モデル集落」を設置し,集落ぐるみの取組の先導的な事例を作ります。
 鳥獣被害に取組む集落において,集落ぐるみの取組を波及させていきます。

対策(2)指導者の育成

鳥獣被害防止に係るノウハウを有し,自分たちで守ろうとする集落を支援できる人材を育成するために,鳥獣被害対策の専門家(スペシャリスト)を招聘し,鳥獣被害対策アドバイザー養成講座を開催します。
あわせて,集落で自主的に対策を進めていく集落リーダーの育成を図るため,鳥獣被害対策集落リーダー養成講座を開催しています。

対策(3)推進体制の充実・強化

鳥獣被害対策を行政,農業団体などの関係機関が一体となって取り組む体制を県段階・地域段階に整備します。

事業により得ようとする効果

 平成27年度農作物被害額424百万円(平成22年度848百万円の半減)

研修用の冊子をご活用ください

 アドバイザーや集落リーダーなどの指導者向けの冊子を作成しました。
 集落などで被害対策を学んでいただくため,印刷してご活用ください。

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