広島仏壇(ひろしまぶつだん)
印刷用ページを表示する掲載日2013年2月15日
<経済産業大臣指定伝統的工芸品>
◇沿革・特徴
広島仏壇は,江戸時代初期に紀州から移り住んだ飾り金具細工師や桧物(ひもの)細工師,塗師(ぬし)等の技術をもととし,その後,敦高という僧が京都・大阪に出向いて,仏壇・仏具の高度な製造技術を学んで帰ったことで,技術・技法が確立されました。
製造工程は分業で,木地,狭間,宮殿(くうでん),須弥壇(しゅみだん),錺(かざり)金具,塗漆,金箔押,蒔絵と大きく7つの工程に分かれており,各工程で作られたものを仕立てて1本の仏壇にします。中でも,砥粉(とのこ)と膠(にわか)で練った材料を高く盛り上げる高蒔絵技法と,塗の技術における「立て塗」の技法,金箔押,欄間の技術に優れています。
◇原材料
杉,松,檜(ひのき),銅,銅合金,漆,金箔
◇主な製品
金仏壇
◇指定年月日
昭和53年2月6日
◇産地組合
広島宗教用具商工協同組合
〒730-0033 広島市中区堀川町2-16 株式会社三村松内
電話:082-243-5321