家庭における食中毒予防
印刷用ページを表示する掲載日2020年7月27日
食中毒というと,飲食店などの食事が原因と思われがちですが,家庭の食事でも発生する危険性が潜んでいます。
また,家庭での食中毒は,風邪などと間違われたり,食中毒とは気付かない場合もありますので,注意が必要です。
予防方法をきちんと守れば防ぐことができますので,次のポイントを守って,家庭での食中毒を防ぎましょう。
予防のポイント
- 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
- 家庭でできる食中毒予防のポイント ~食品の保存~
- 家庭でできる食中毒予防のポイント ~調理器具類の洗浄・殺菌~
- 家庭でできる食中毒予防のポイント ~お弁当づくり~
- 家庭でできる食中毒予防のポイント ~アウトドア~
- ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから
こんなときは食中毒かも・・・
ほかに原因が見当たらなくて,次のような症状があるときには,食中毒を疑いましょう。
同じ食事を食べた人にも同じような症状があるときは,特に注意が必要です。
風邪と似たような症状のこともあるので,見落とさないように気をつけましょう。
【主な食中毒の症状】
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 発熱
- 下痢
- 神経症状(目のかすみ,ものが二重に見える,しびれ,めまいなど)
お医者さんに診てもらいましょう!
食中毒の疑いがあるときには,素人判断は危険です。
下痢止めや吐き気止めなどを服用すると悪化する場合があるので,早めにお医者さんにかかりましょう。
【お医者さんに報告すること】
- いつ頃から,どんな症状があるか
- 吐いたものや便の詳しい様子
- いつ,どこで,何を食べたか
- 一緒に食事をした人に同じ症状があるか
- 食べたものの残りがあれば,それを見せる など
家族にうつさないために
食中毒菌やウイルスの中には,感染力の強いものもあります。
家族などに二次感染することがありますので,次の注意事項を守りましょう。
【注意すること】
- 患者のおむつを取り替えるときは,使い捨て手袋をつけ,他の場所に便をつけないように注意しましょう。
使い終わったおむつや手袋などは,ビニール袋に密閉して捨てましょう。 - 患者のお世話をした後や,料理をする前などは,石けん液と流水で丁寧に手を洗いましょう。
また,患者専用のタオルを用意し,他の人とタオルを共用しないようにしましょう。 - 患者の下着などは,塩素系漂白剤などで消毒し,別に洗濯しましょう。
- お風呂の水は毎日替え,患者とは一緒のお風呂(湯船)に入らないようにしましょう。
また,乳幼児や高齢者などは,抵抗力が弱いので,患者より先にお風呂に入るようにしましょう。