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よくある質問(自然・野性動植物の保護)

印刷用ページを表示する掲載日2012年3月26日

自然・野生動植物の保護

野生生物の捕獲採取
 指定野生生物,特定野生生物以外の絶滅危惧種,準絶滅危惧種の野生生物の捕獲採取をしてもよいのか知りたい。
 また,絶滅危惧種等の保護等についてもっと市町村を指導してほしいと思っている。保護措置どころか絶滅危惧種の保護義務すら感じていない市町村がある。
県政提言メールH23.12
 御質問ありがとうございます。
 「広島県野生生物の種の保護に関する条例」に基づき指定(特定)野生生物種に指定されている種以外の絶滅危惧種に選定されている昆虫等につきましては,捕獲等に係る規制はございません。
 ただし,国立国定公園の特別保護地区内においてはすべての野生動植物の捕獲が,国立国定公園及び県立自然公園の特別地域並びに自然環境保全地域の野生動植物保護地区においては指定された野生動植物の捕獲が禁止されております。
 また,市町の絶滅危惧種等の保護等に係る役割については,市町の担当者を集めた会議等を通じて生物多様性の重要性を説明いたします。
 今後とも県の野生生物行政について御理解と御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。
<環境県民局自然環境課>  
自然環境課
野生生物グループ
082-513-2933

宮島の鹿(2)
宮島の鹿についてです。
鹿の数が増えたからといって,駆除というかたちは反対です。
去勢・避妊手術による頭数調整 などの方法を使い,鹿を生かしてください。
県政提言メールH24.1
宮島のシカ対策への御提言をいただきありがとうございます。
宮島のシカ対策につきましては,平成19年度から廿日市市が,学識経験者(専門家),地元宮島町の関係者及び廿日市市で構成する「廿日市市宮島地域シカ対策協議会」を設立し,その協議会において,シカの生息状況等に係るモニタリング調査及び住民意識調査を踏まえ,「宮島地域シカ保護管理計画」を策定しており,この計画に基づき,廿日市市がシカの保護管理対策を実施しているところです。
広島県といたしましては,この協議会において協議された方針及び実施計画を尊重して参りたいと考えております。提言内容につきましては,廿日市市に連絡いたします。
なお,協議会事務局は廿日市市農林水産課となっており,廿日市市のホームページにもシカ対策等について掲載されています。
<環境県民局自然環境課>  
自然環境課
野生生物グループ
082-513-2933

宮島の鹿(1)
私は宮島のことは何も知らないのですが,インターネットをみると,宮島の鹿の惨状が開示されています。
鹿による食害や観光客への被害等から鹿の個体数を削減すべく給餌禁止となり,鹿を山に返す取り組みがなされていて,餓死,本来の餌を摂取することができないためにごみやビニールを食べることによる衰弱死等が報告されています。  
宮島の厳島神社は世界文化遺産であり,自然遺産ではないので,環境保護並びに保全を厳しく監視するものではないそうですが,人為的虐待である場合は当該遺産の周辺で発生していることであるので,調査対象,抹消対象に挙げられる可能性があるようです。 
上記から現在,把握している宮島の鹿による被害,給餌禁止の有無,その法制化等の状況についてご教示頂ければ幸いに存じます。 
県政提言メールH22.11
宮島のシカ対策への御提言をいただきありがとうございます。
宮島のシカ対策につきましては,平成19年度から廿日市市が,学識経験者(専門家),地元宮島町の関係者及び廿日市市で構成する「廿日市市宮島地域シカ対策協議会」を設立し,その協議会において,シカの生息状況等に係るモニタリング調査結果や宮島地域シカ保護管理計画等に基づき協議を行い,シカの順応的管理を実施しているところです。
広島県といたしましては,この協議会において合意形成された方針を尊重して参りたいと考えておりますので御理解のほどお願い申し上げます。
なお,協議会事務局の連絡先は廿日市市農林水産課となっております。また,廿日市市のホームページにシカ対策の経緯、シカの現状等を掲載していますので,ご覧になってください。
自然環境課
野生生物グループ
082-513-2933

 

 

仙酔島のタヌキ
 鞆の浦の仙酔島をご存知でしょうか。
 私の地元なのですが,今回は仙酔島のタヌキたちを助けて頂きたいと思いメールをさせて頂きました。
 現在タヌキたちは仙酔島の観光名物の一つとなっていますが,実際のタヌキたちは食べ物がなく共争いをしたり,餓 死したり・・と悲惨な状況なのです。 
 以前,私の祖母から教えてもらったのですが,元々は仙酔島にタヌキはいなかったらしく,昔そこで働いていた人が観光客を呼び込むために数匹のタヌキを連れて来て,島にタヌキが棲むようになったそうです。
 その時はエサをあげていたけれど,繁殖しすぎて三年前から『タヌキにエサを与えないでください』という張り紙がはられるようになったのです。(最多で60匹タヌキがいたそうです)
 時折,地元の新聞でタヌキたちについて載っていました。その内容は,このまま放っておくということでしたが,島内には屋外のゴミ箱が環境美化として撤去されていますし,最初は野生動物が一切いなかったため食料となるものは少ないはずです。
 そのような中で,タヌキたちはどう生きてゆけるのでしょうか。私は人間によって逃げ場のない島に連れてこられて,      エサも与えずそのままにする事は勝手すぎると思うのです。
 祖母は仙酔島の掃除をしているのですが,どのタヌキも食料がないため共食いし,尻の部分が血に染まっていると言っていました。そして,昨日見たタヌキが次の日には餓死などで死んでいることもよくあるそうです。祖母は私によくタヌキがかわいそうだといっています。本当はエサをあげてはいけないけれど見るに悲惨だといって,あげているそうなのですが,私もやはり痩せ細っているタヌキたちを見るとそうしたくなると思います。
 しかし,中途半端にエサを与えるのもあまりよくないと思いますが,このまま見過ごしたくもありません。
同じ尊い生命ですから私はどうにかしてタヌキたちを救いたいです。
 島のタヌキの中にも子供がいて,祖母がエサをやると親のタヌキは自身が飢えていながらも,子供にエサをあげるらしいのです。苦しい中でもタヌキたちは懸命に生きようとしているのだと思います。私はタヌキたちの事を考えるととても辛くて,何も出来ない自分が悔しいです。
 少しお考えになってみてください・・。そして私に出来ることがあれば教えてください。宜しくお願い致します。
県政提言メールH20.7
一般に野生動物は,餌の豊凶により数が増減し,自然な状態であっても,豊作の年に数が増え,不作の年に淘汰されるという現象が起きています。
仙酔島のように人為的な餌付けにより一旦数が増えてしまった野生動物を元の状態に戻そうとするには,まず餌付けを止め,増え過ぎた個体を捕獲する方法が最も即効性があると考えられます。
また,捕獲を行わずに,人為的な餌の供給を止めることにより自然に元の状態に戻そうとするには,相当の年月が必要となり,その過程においては,餌を確保するための個体間の争いや今までに見られなかった食害が発生することがありますが,最終的には弱い個体の淘汰,繁殖率の低下などにより,数が減少し安定してくることが想定されます。
さて,このような状態をかわいそうと思い,餌をやってしまうと問題の解決にはなりません。また,避妊処置等により人為的に個体数を調整していく方法や衰弱した個体について保護し終生人為的に飼養する方法も考えられますが,このような対策の実施には,相当の経費と労力が必要となります。
このようなことから,最後まで責任を持って管理できないのであれば,野生動物をもともとの生息地でない場所に放したり,餌付けしたりすることは厳に慎むべきであると考えられます。
仙酔島については福山市が管理していることから,市にタヌキの現状について確認したところ,餌付けが行われたことにより島内のタヌキの数が増えすぎ,糞等による環境悪化などの問題が生じた経緯があることから,島内に適正な数のタヌキが自然に生息できるよう,張り紙等により餌やりの禁止を呼びかけるとともに,その他可能な対策がないか検討しているとのことでした。
自然環境課
野生生物グループ
082-513-2933

  

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