環境用語解説-ま行
● マテリアルリサイクル
廃棄物を原料,材料として再利用すること。
● マニフェスト
産業廃棄物の性状,取り扱い上の注意事項等を記載した積荷目録のこと。 これを産業廃棄物の流れの中に組み込み,積荷目録の管理を通じて産業廃棄物の流れを管理するシステムをマニフェストシステムという。
● マリノベーション構想
水産庁が提唱した海洋開発構想で,漁港・漁村の環境整備と再開発,水産資源の増大などを一体的に図る構想。
● マルチモーダル施策
マルチモーダルとは,良好な交通環境を作るために,航空,海運,水運,鉄道など,複数の交通機関と連携し,都市への車の集中を緩和する総合的な交通の施策のことを言います。
● ミチゲーション (mitigation)
環境影響緩和手法と言われ,開発に伴う環境への影響を極力減少させるとともに,開発によって損なわれる環境をその場所または他の場所に復元または創造することによって,環境への影響をできるだけ緩和しようとする考え方。 アメリカ国家環境政策法 (NEPA) による諮問機関の環境質委員会では,回避,最小化,矯正,軽減,代償の5つの段階別に定義している。
● 緑の少年団
次代を担う子どもたちが,森林での学習活動,地域の社会奉仕活動,キャンプなどのレクリェーション活動を通じて,"自然を愛し,人を愛し,自ら社会を愛する心豊かな人間に育っていく"ことを目的とした,子どもたちの自主的な団体。
● モーダルシフト
トラックによる貨物輸送への偏向を,鉄道,船舶等による輸送に転換するなど,輸送のモード (方式) を切り換えること。 二酸化炭素の排出を抑制するとともに,自動車公害,特に窒素酸化物 (NOx) による大気汚染や騒音を防止し,道路の混雑と渋滞による物流機能のまひを解消しようというねらいがある。
● モーダルミックス
地域特性,交通特性等に応じて,各種交通機関のそれぞれの特性を十分発揮し,連携を強化して,利用者が満足できる交通体系を確保するため,新幹線駅,空港,港湾等へのアクセスの強化やバス利用促進のための道路整備,乗り継ぎの利便性を向上させるための交通結節点にかかる歩行者優先の道路整備等を行うこと。
● 藻場
沿岸浅海域で,大型の海藻や海草が濃密に繁茂し群落を形成している場所。魚の産卵や生育の場として重要な役割を果たしているが,環境の変化や開発行為等による減少が懸念されている。