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グローバルマネジメント

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月24日更新

平成25年度大学連携による新たな教育プログラムの実施について

 県内の複数大学が産業界等と連携して行う新たな教育プログラムの開発を支援し,教育プログラムを実施しています。
 このページでは,広島大学,県立広島大学,広島市立大学が実施する「グローバルマネジメント」(大学生・社会人対象)について紹介します。

第1回 グローバル英語 県立広島大学人間文化学部 准教授 Steven.L.Rosen

 What does a student need to know to do business with Americans?
 What Are the rules of etiquette and business customs used in American businesses?
 What is the nature of American business culture, including American core values and management style?
 This presentation will try to answer these questions, and give the student the basic knowledge and understanding of American business practices so that they can better deal with Americans in the global market place.

第1回講義風景

第2回 ベーシック中国語 県立広島大学人間文化学部 教授 候仁鋒

 ベーシック中国語の講義では、中国語の発音システムを受講生が理解することにより,自力で中国語の発音を取得することが可能となる。
 また,日本語の漢字の知識を利用して、中国語の簡体字の把握をすることで,中国語の基礎文法を身につけ,中国語の一般文章や自分の専門分野の文章の読解,筆談での中国人とコミュニケーションが可能となる。
 さらに,コミュニケーションで,なくてはならない簡単なあいさつと数の数え方を勉強する。

第2回講義
第3回 英語・中国語によるビジネス表現 広島大学 助教 江向華

 本講義では,最初に会社訪問や商談等のビジネス・シーンでよく使われる英語と中国語の例を挙げ,英語と中国語の表現にどのような違いがあるのかを概観する。
 次に,英語・中国語におけるビジネス表現の違いと,ビジネス表現の違いに影響を与えるものを概観する。最後に,英語・中国語表現の違いの背後に何があるのかに対して,差異に影響を与えると考えられるコンテクストや文化的・経営文化的な要因等を分析し,講義する。

第3回講義風景
第4回 異文化ビジネスコミュニケーション 広島大学 教授 盧濤
 本講義は,異文化ビジネスコミュニケーションの問題解決の1つとして,非英語圏の典型である中国に進出している日系企業における言語使用の実態を素描し,人材雇用,人材育成,人材評価と処遇といった人的資源マネジメントのプロセスにおける言語戦略と施策の調査結果に基づき,日本語と中国語の併用,多用という在中国日系企業の実状に照らし合わせて,日本語化,現地語(中国語)化,英語化といった多言語化対策の意義を論ずる。第4回講義
第5回 戦略と管理の理論 広島大学 特任講師 中村友哉
 本講義では,「専門知識としての経営学の習得」を目指すため,まずは社会科学としての経営学とは何かについて論じる。多様な視点と見えないものを見る力について触れた後,戦略,組織,環境とは何か,そしてそれらの関連性の中から,個別解を目指す経営学の考え方について講義を行う。本講義では,課題の解決法ではなく,問題提起を主軸にし,受講生がそれぞれに置かれた立場で経営を考えるきっかけを提供することを目指す。第5回講義風景
第6回 組織とコミュニケーションの理論 広島大学 准教授 奥居正樹

 本講義では,組織で人々が協働する上で不可欠なコミュニケーションに焦点をあて,構成要素である伝達経路(チャネル)と内容(コンテンツ)の両面について検討する。
 また,普段何気なく交わすコミュニケーションだが,社会常識が異なる国外に出ると,たとえ同じ言語を用いていても意思疎通を図ることが難しくなる。この理由について異文化をキーワードに検討する。

第7回 アセアン社会・経営・文化とグローバル理解 チュラーロンコーン大学サシン経営大学院エグゼクティブディレクター兼MBAプログラム専攻長 藤岡資正

講師との特別対談

 藤岡資正先生
 村松潤一先生(広島大学)
 奥居正樹先生(同上)

村松:現在,広島県のグローバル人材育成のための事業を行っているわけですが,藤岡先生には2回目のご登壇ということで,今年もこの取組を手助け頂いております。

藤岡:すごくいい取組だと思っています。大学単位でのプログラムは多いですが,広島県が主導することで社会人の方も多く学生に交じっておりますし,オムニバス形式の講義ですので1回限りのワンショットではなく,プログラムとして続いています。
 色んな分野の先生が多様な視点からグローバルを取り上げておられる。グローバルというと,どうしてもぼやっとしたものを目にしがちですから。

奥居:確かにそうですね。それに輪をかけて,海外で実際にお仕事をされている方がお話をされることで講義に臨場感が湧きます。そういった点を我々はプログラムとして狙っています。

村松:昨年のアンケートを見ても,藤岡先生の講義は非常に人気が高く,受講生にとっても大きな刺激となったようです。
 昨年のグローバル講義が終わった後に皆で集まりました。大学院レベルでもこうした形のプログラムが取り入れられるとよいという話をしておりました。このようなプログラムを大学院レベルで行うことで社会人の方も来やすくなるように思います。

講師画像

藤岡:さらに,トップレベルの国家官僚の方々とも連携されることで,来て実際に話をして頂く,またマネジメント研究センター主導で1つのクラスターを組まれることで,プロジェクトとして立ち上げることも面白い取り組みかもしれませんね。

村松:今後大学としても色々なところと連携し,組んでいけたらと思っています。文科省のヒアリングがあってこのあいだ行ってきたのですが,研究者個人の業績評価と共に,広島大学として,組織として何をやっているのかという点も問われました。個々の研究者の研究が,組織として社会とつながりをもっていくことの重要性も改めて感じました。

藤岡:今までの日本の産業界のつながりは,先生と企業とのつながりですので,横軸が欠けていることが多かったように思います。海外のビジネススクールでは一般にプロジェクトマネジメントが多く行われます。プロジェクトを通すことで,横軸でつながることが多くなる。結果,教員同士の交流も深まりますし,今までの産官学連携と少し意味合いが変わってくるように思います。

村松:研究でも1人では限界がある。グローバル化が進む時代,仰るような形で進めていく必要があると思います。

藤岡:プロジェクトとして通しておかないと,中々1つのことをこれだけ多くの時間をかけてできないことが多いですね。個人としての研究では,どうしても自分の興味のあるテーマしか扱わなくなってしまうのですが,プロジェクトですと嫌でも様々な分野を勉強せざるを得なくなる。また,学会等で使われる専門用語ではなく,組む相手方の言葉で話す必要があるため,我々としても非常に勉強になります。

村松:日本の研究者に欠けている点がまさにその点だと思います。どんどん居心地の良いたこつぼを作ってしまう,そこでしか通用しない言葉を使う傾向がある。

藤岡:問題はたこつぼではなく,たこであった,という話も読んだことがあります。自分たちが自分でそこに入っていって出てこなくなる。そういう意味では,このような取り組みは,例えば広島県との交渉や他の先生方との調整,海外研究者との折衝等々,普段の研究者の仕事とは異なる仕事を多くしなければならなくなる一方で,学べることも多いように思います。
 経営学を実学と捉えるならば,例えば医学部には大学病院,工学部にはラボラトリー(実験室)などの臨床の場がありますが,経営学部にはなかなか実践に落とし込む場がない。その意味で,このような取り組みがそうした役割を果たしていく必要があると思います。
 最近,社会学や文化人類学の先生方が,会計系の論文などを引用してくださったりしています。そうした形で,大学内でも連携していく。経営学は社会科学の中でも比較的実社会と近いところにいます。社会科学の他の学問分野と実社会との橋渡しの役割なども,経営学が積極的に果たしていく必要があると考えています。これだけ複雑な対象を扱うので,文化人類学や心理学,社会学,哲学といった他の様々な領域の先生と連携していく必要がある。学際的な研究をしていく上でも,このような取り組みがそのよい場になってくるのではないかと思います。
 研究者は同じ分野にずっといると,自分の範囲の枠から中々飛び出せなくなる。積み上げていく作業も非常に大切ですが,時には横を見ることで,そこからもう一度自分の分野も見つめ直すことができるように思います。

村松:実社会との関わりという点で,マネジメント専攻のキャッチフレーズは,組織があるところマネジメントありとなっています。学内的にも,例えば理系の方々も将来的には組織に属する可能性がある。そういう意味では,多くの方にとって,マネジメント研究というのは有意義だと思っております。

藤岡:日本の大学の講義では,そもそも企業の方が受講しに来られるのは珍しいですね。本日は来られていましたが,このような形で集まられるというのはいいですね。

村松:本学は社会人大学院としてやっておりますが,もっともっと広げていきたいと思っています。

藤岡:社会人の方がおられると,研究者の方としても準備するのが少し大変ですね。いい意味で,双方が学びあえるように思います。
 京都大学におられた河合隼雄先生は,教育について,日本では教える方にフォーカスを当てすぎてきて,育の字,つまり育てる方の視点が欠けていたのではないか,と仰っておられました。教育の教は指導し,コントロールし,規律づけしていくという意。育は,植物を育てるような,優しく日を当てて,水をあげていくことで育てていく,河合先生は日本にはこちらが欠けている点を指摘されていました。
 教育とは,共に育っていくのが本来の意。社会人の方々ともこうした場で関係をもっていくことは,自分たちにとっても大いに勉強になるので,その意味での教育のいい場になるのではないかと思います。

村松:本当にいい場だと思います。本日はありがとうございました。

インタビュー(講義を終えて)
 これまでは一般に,事業のシフト先は中国圏でした。
 近年,アセアンという言葉が出てきて,実際のビジネスの現場でも影響があります。経済的に見た場合の拠点としてのタイ,という本日の視点は非常に面白かったです。
 講義の中で特に共感を得たのは,日本とアジアの関係から,アジアの中の日本という関係にかわってきているという点。今後企業が育っていくには,外からの視野をもつことも非常に重要です。
 今回の,こうした形で行われている一連の講義によって,視野が広がりまた学ぶ意欲がわきました。

特別聴講生 石橋良修氏
受講者画像1

 東南アジアのビジネス環境に興味があり,特にアジアの発展,その中での日本の影響が知りたいと思っていました。
 今回の講義を通じて特に,タイの現状やビジネス環境がよくわかりました。
 私は中国から留学に来ているのですが,中国とタイとの競争や協力の関係についても興味がわきました。
 日本から見れば海外市場ですが,中国から見るとまた少し違ったようにも見えることがあり,非常に面白いと思っています。
 今回のような講義によって,様々な先生の色々な見方が学べて,とても勉強になっています。

広島大学大学院 徐佳氏
受講者画像2

第8回 中国社会・経営・文化とグローバル理解 東北財経大学産業組織・企業組織研究センターMBA学院副教授 李宏舟
講師との特別対談

李宏舟先生
村松潤一先生(広島大学)
奥居正樹先生(同上)

奥居:本日ご講義いただきますグローバルマネジメントでは多数の教員によるオムニバス形式をとっております。講義全体では「日本と海外」という枠組みを設定し,本日は中国から李宏舟先生に来ていただきました。こうした取り組みは,李先生にとっていかがでしょうか。

李:非常に開かれた,オープンな形で行われていて,例えば海外からも先生を呼んでいただいたことで,現地のリアルな情報が伝えられます。受講生にとっても,そうした情報は役に立つのではないかと思います。

奥居:李先生が所属されている大学,あるいは中国全体でも同じような取り組みは行われているのでしょうか。

第8回講師

 

李:本学では,単発で海外から先生をお招きしてお話し頂く,ということはありますが,このようにプログラムを組んで,という形では行っておりません。私が知っている限り,中国全体としてもこうした取り組みは珍しいように思います。受講生にとっても,このようなオムニバス形式の講義は新鮮でしょうね。受講生の反応も良いのではないでしょうか。

奥居:そう願いたいです。

李:こうしたプログラムを行うには,個々の先生方の業務負担も増えるので大変だと思います。各先生は,通常の業務以外にも,様々な形での調整や諸々の手配等を行う必要があります。今回私も(授業の内容から,宿泊の予約まで)色々とお世話になりました。

奥居:コーディネートを含め,そうした活動が受講生への成果として上手く出れば良いと思っております。李先生は,今回受講される方々に対して,何か期待されている点などはございますでしょうか。

李:今回の講義では,一方的に私が話すだけでなく,双方向のコミュニケーションが取れるような講義になるといいですね。

奥居:李先生は今回,グローバルマネジメントの講義を設計されるにあたって,どのような点を重視されましたか。

李:村松先生からも色々お聞きした上で,経営や文化,グローバルといった点をキーワードに,中国の実際について受講生にお話しできたらと思って講義作りを行ってきました。

奥居:李先生にとって,グローバル化はどのように考えておられますか。

李:私の理解では,国や人種の異なる方々が様々な場面で集まり,同じテーマについて話合う。当然そこには意見の食い違いなどが起こりますが,それを乗り越えたところでお互いの刺激にしていく。そうした場をどんどん作っていくことが重要だと思っています。

奥居:そのような意味でも,この講義では,そうした場面の橋渡しができれば,と思います。実際の場面において,上記のような際にどのような点に着目して活動していけばよいのかを考える上でも,1つのメッセージにしたいと思っています。

李:本日の講義も,少しでもそのような点を分かって頂ければ,我々にとっても嬉しいことです。

奥居:また,受講生には,講義を通じて知らないことを知っていく過程において,なぜ,という部分を考えるきっかけにして頂けたらと思っています。

李:今回のようなオムニバス形式の講義は,多様な専門の先生がいろいろな角度からグローバルを論じることで,受講生にとって視野を広げるよい機会になると思います。また,今回,私は250枚以上のスライドを準備してきました。時間の制約もあり,全てを今回の講義で受講生にお見せすることはできないと思いますが,受講される方々には講師側のこちらも真剣に取り組んでいることを知って頂けたらと思っています。

奥居:ありがとうございます。今回,受講生の中には実際に中国でビジネスを行っておられる方もおられます。中国の現況を知りたくて受講された方もおられるようです。

李:同じ中国でも,今回のプログラムではそれぞれのテーマで多様な先生方がお話しされていますね。

奥居:同じ物事でも,多様な見方があることを受講生に伝えたい,というのも今回のプログラムの意図であります。

李:少し話は変わりますが,昨日,NHKの番組で,領土問題から中国に進出する日本企業への影響が話されていました。ただ,実際には,一部の業種等では(例えば,工作機械産業),日本からの輸出入規模も非常に大きく,経済事情が政治を動かしていく側面もあると思います。私は大連におりますが,そうした政治的な活動についてはほとんど影響を感じておりません。中国の中でも,かなりの地域差があるように感じます。同じ問題でも見え方は多様です。

奥居:受講生の中には,ステレオタイプの中国のイメージをお持ちの方も,もしかするとおられるのかもしれません。ただ,実際には,同じ問題でも地域によって様々な差がありますし,できればそのような点も講義で触れて頂ければと思います。

李:最近中国では日本のスーパー銭湯のような,日本型の銭湯のサービスがうけています。中国の銭湯では2000円近くの入場料を取りますが,それでも非常にお客が多い。日本の文化,サービスの水準の高さといった点の輸出が,非常にうまくいっている例だと思います。食事の料金も高く設定されていますが,サービス水準が良いと中国でもお金を出すようになっています。人間ドックなども,日本型のサービスのものが中国で大きな市場になってきています。日本も,製品の輸出からサービスや文化の輸出に変わってきているように思います。受講生には,ステレオタイプではなく,多様な中国についても知って頂けたらと思っております。

奥居:本日はありがとうございました。

インタビュー(講義を終えて)
 一連の講義を受けて,自分が思っていた以上に世界が進んでいることを強く意識しました。
 学部は経済学部ですが,経営の専門的な話にも興味があり,今回の講義はその意味でも大変面白かったです。
 また機会があれば,こうしたオムニバス形式の講義を受けてみたいと思っています。
広島大学 濱家大輝氏
第8回受講者1
 今回の講義は中国新聞の広告で知りました。
 グローバル化については興味をもっており,また,現在の自身の業務でも実際に中国や韓国と取引があります。
 こうした講義を受けることで,日ごろの業務活動ではなかなか考えることの少ない側面や,抽象的な概念を学ぶことができ,大変刺激になっています。
 こうした場は中々少ないため,積極的に今後も参加していきたいと思っています。
 また,参加者同士が話す機会なども設けて頂ければ,より有益な場になると思います。
特別聴講生 矢野智弘氏
第8回受講者2
 グローバルについては昔からあり,古来日本は辺境に位置し海外の文化等を非常にうまく受け入れてきました。
 日本人はハイブリット化する能力に非常に長けていると思っています。
 和魂漢才,和魂洋才という言葉がありますが,今後は和魂和才が重要になります。
 近年のグローバル化は,情報化の流れもあり,流入の速度が急激に早くなってきており,このような流れにどう対応していくかがこれから問われています。
 今回の講義における中国の様々な側面についても,もっと多くの日本人に知ってもらいたいと思います。
 また,こうしたテーマを,参加者同士が話せる場が持てたらと思います。
特別聴講生 加藤寛治氏
第8回受講者3
第9回 グローバル・ビジネス論 広島市立大学 教授 大東和 武
 「地球規模でのビジネス展開」,この言葉が普通に捉えられる時代となっている。この新しい現実について,まず,主体としての多国籍企業が「網の目状の水路」のように世界中に拡がっている現状について,次いで,今日のグローバリゼーションが第2次グローバリゼーションである意味について,そして(1)成熟市場,(2)新興国市場,(3)BOP市場でのビジネス展開において製品アーキテクチャーのモジュール化,そしてリバース・イノベーションの脅威,つまり模倣から創造への変容についてふれる。さらに,今後の多国籍企業の可能性について,とりわけCSR(企業の社会的責任)とBOP市場への関係の側面から接近し,まとめとする。第9回講義風景
第10回 グローバル戦略論 広島大学 准教授 加藤厚海
 日本の製造業の強みと弱み,今後のグローバリゼーションの可能性について,製品アーキテクチャの視点から分析を試みる。
 具体的には,自動車、PC等の例を取り上げて,説明を行う。
 また,そこでは日本企業がピザ型グローバリゼーションを行うであろうという視点も導入し,どのような国際分業が望ましいのかについて議論する。
 最後に,破壊的イノベーションが摺り合わせ型製品を如何にして破壊する可能性があるのかについても議論する。
第10回講義
第11回 グローバル製品開発論 広島大学 講師 金煕珍

 本講義は,「グローバル製品開発論:新興国市場と製品戦略」をテーマに,多国籍企業の新興国市場向け製品戦略を取り扱う。
 近年頻繁に耳にする新興国市場の概念や定義を明確にした上で,多国籍企業の製品戦略を標準化戦略・現地化戦略に分けてそれぞれのメリットとデメリット及び戦略選択の際に考慮するべき要因について説明する。
 その後,インド市場におけるソニーとパナソニックの製品戦略の事例,中国におけるホンダの事例などを取り上げながら理論的な説明をより具体化していく。

第11回講義風景
第12回 グローバルマーケティング論 広島大学 教授 村松潤一
 今日,市場のグローバル化に伴い,企業のマーケティング活動もよりグローバルなものへと転換しつつある。
 本講義では,まず,市場細分化を軸とした伝統的なグローバルマーケティングの理論と事例を取り上げる。
 次に,世界的な議論を呼んだS-Dロジックによる価値共創の視点からグローバルマーケティングを捉え直し,「顧客の消費プロセスへの入り組み」に焦点をおいた新しいマーケティングと日本企業の国際競争力について考える。
第12回講義風景
第13回 グローバル人的資源管理論 広島市立大学 准教授 王 英燕

 本講義はグローバル人的資源管理(HRM)の基礎知識について,(1)人的資源管理の概念,(2)グローバルHRMの概念図,(3)戦略的グローバルHRMの構築 と(4)日系企業グローバルHRMの現状の四項目に分けて説明する。特に,グローバルHRMの中の「輸出型」,「適応型」,「統一型」モデル,及びそれぞれのメリット,デメリットを日系企業の実情に照らして考察し,海外進出する際の戦略的なHRMモデルの構築方法について議論を行う。 

 

 

第14回 グローバル情報論 立広島大学 准教授 市村 匠
 本講義は,グローバル情報論を理解するために,グローバル社会とローカル社会における情報論について説明する。また,具体的な情報の流れを理解するために,スマートフォンによるユーザ参加型情報収集システムとデータ分析について,観光情報を例にあげて説明する。さらに,形成されたコミュニティを行うために,ネットワーク分析を行う手法について,中心性とクラスタ分析について簡単に説明する。第14回講義風景
第15回 グローバル会計論 広島大学 教授 星野 一郎
 この講義のタイトルは「グローバル会計論」であるが,国際会計基準や国際財務報告基準について講義することを想定していない。どのような国家や地域そして時代であろうとも,また特定の国家や地域における会計基準または国際会計基準であろうとも,会計学あるいは会計システムまたは制度会計における普遍的な考え方やセンスが非常に重要である。この講義では,そのような考え方やセンスを涵養することを目標とする。附録を含めたレジュメの分量は多いが,そのなかでもとくに重要なテーマ等を,可能なかぎり具体例を用いて説明する。会計上の基準や技法を覚えるのではなく,考えることの大切さを意識して受講してほしい。第15回講義風景

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