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平成27年度人権啓発指導者養成研修会を開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年9月14日更新

わたしたち一人ひとりがいきいきと生活し,職場などで能力を最大限に発揮していくために欠かせないものが,自分を大切にし,他の人も大切にするという人権尊重の視点です。

今回の研修会は,「職場と人権 ~だれもが働きやすい職場環境を目指して~」をテーマに,講義,グループワークという構成で行いました。企業等で人権啓発研修を担当する方に,職場での人権啓発の必要性やコミュニケーションの大切さなど,人権啓発担当者として必要な知識や手法,人権感覚を講義,グループワークを体験しながら学び,実際の職場研修等に活かせる内容で実施しました。

1 開催概要 

広島会場

福山会場

開催日

平成27年8月20日(木曜日)・26日(水曜日)

平成27年8月21日(金曜日)

開催場所

エソール広島

多目的ホール

(広島市中区富士見町11-6)

エソール広島 地図

まなびの館ローズコム

「福山市生涯学習プラザ」中会議室

(福山市霞町1-10-1)

福山市生涯学習プラザ

参加者

46名(第1回)・ 55名(第2回)

41名

参加対象

県内の企業・団体・市町等の人権啓発担当者

主催

広島県

後援

福山市・福山人権啓発企業連絡会

2 日程など

 8月20日(木曜日)・26日(水曜日)〔広島会場〕 / 8月21日(金曜日)〔福山会場〕

時間

内容

講師

9時30分~
9時50分

受付

9時50分~
10時00分

オリエンテーション

10時00分~
12時30分

講義・グループワーク

『インターネットの人権問題』

・インターネットの普及はわたしたちに多様なコミュニケーションを提供してくれる一方で,人への中傷や侮辱,無責任なうわさ,特定の個人のプライバシーの侵害につながる問題を引き起こしています。研修会では,人権の歴史を概観しながら,「新しい人権」ともよばれるプライバシー権についてインターネットの発展と関連づけながらお話ししていただきました。さらに,グループワークを通してインターネットに関わる具体的な人権問題について,対処する方策を探りました。

・インターネットと人権
 インターネットを利用した人権侵害とその構造や特徴を理解し,他者への配慮や自分自身を守ることが大切であるということを学びました。

・情報社会の構造(インターネットの特徴)とプライバシー
 インターネットは人々が自由に交流したり自由に表現できる空間であるが,自分と異なる価値観をもつ人々やマイノリティの人々を差別する人権問題が起こりやすい。また,インターネットには確固としたきまりは存在しないので,自分自身を守るため,プライバシー意識を持ち,個人情報の保護の感覚を身に付けていく必要があることについて,お話ししていただきました。

・身近なプライバシー侵害に関する事例研究
 二つの事例について,グループで活発な意見交換を行いました。プライバシーの感覚は,人それぞれ違い,自分の情報を発信するときには注意が必要であることをグループワークを通じてそれぞれが考えました。 

・まとめ
 無料の情報サービスの利用は,対価として個人情報を支払っている。社会における個人情報の取扱いについては,だれがどのようなシステムで個人情報を管理するか,みんなで話し合っていく必要があると学びました。 

福山平成大学 福祉健康学部

 教授

上村 崇さん

上村 崇教授

12時30分~
13時30分

(昼食・休憩)

13時30分~
15時30分

講義・グループワーク

『性的マイノリティも働きやすい職場とは~職場のダイバーシティ最前線~』

・まず,性的マイノリティの定義や社会的課題,日本における現状等基礎的な知識について学びました。公的な統計はありませんが,性的マイノリティは人口の5%程度と言われています。日本においては,性的マイノリティであることが罪とされてはいませんが,宗教や法律等により禁止されている国もあり,海外赴任にあたっては,企業等において配慮が必要です。

・性的マイノリティの基礎的な知識を踏まえ,性的マイノリティが抱える社会的な問題や職場における問題などについて学びました。自らの体験や友人などの実例を挙げながら,性的マイノリティが,職場における会話などに傷つき,就業意欲の低下やメンタルヘルスなど様々な影響が出ていることや,これまでセクハラとされてきた言動は,性的マイノリティにとってもセクハラですが,アイデンティティの否定にもなりかねず,よりつらく受け止められがちであることなどを学びました。

・講師と参加者のロールプレイを通じ,同僚,家族,職場における当事者のカミングアウトに対しての対応や差別的言動への対応などを学びました。

・性的マイノリティへの理解と支援を行うALLY(アライ)についても学びました。性的マイノリティが周囲にいつもいると考え,差別的な言動を見かけたら注意するなどのALLYとしての活動は,一部の当事者のためだけではなく,職場環境や地域をもっとよくするためのものであることであると学びました。

 特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ 代表

村木 真紀さん

村木真紀代表

3 参加者からのアンケートから

企業の中においてもSNS上のトラブルが起きており,啓発・教育の機会を増やしているが,今後も力を入れていきたい。インターネットをよく使うので個人情報の発信について,もっと慎重に考えていこうと思った。情報発信する方も気を付けないといけないと思った。自分では大丈夫だと思っていることでもインターネット上でプライバシーを侵害してしまうことがよくわかった。
インターネットの問題(画像など)で自殺者がでることなど,自分の身近でも起こりうる話だと感じた。「プライバシーの尊重か,監視を重視するのか,どのような社会を作っていくのかは私たちがこれから考えていかなければならないこと」ということが特に印象に残った。インターネットの良いところ,悪いところを理解した上で,「相手のことを考える」意識を忘れず,使い方や使いどころを間違えないように気を付けていく必要があると再認識した。
自身の体験を基に話されているのでわかりやすかった。

性的マイノリティの話を聞くのは初めてだったのでとても参考になった。基礎知識があるだけで今後の対応が変わってくると思う。

まだピンとはこない。初めてこの話を聞いたが当事者が人口の5%もおられるのかと思っている。今後何回も研修を受けないときちんとした対応ができるようにはならないと感じている。まずは研修を受けて自分自身の意識を変えていくことが大切である。
性的マイノリティの話を初めて聞いた。自分の職場にも当事者がおられることを意識して行動していきたい。自分が気が付かないうちに性的マイノリティの方を傷つけてしまうことが日常的にあるのだとわかった。もっと性的マイノリティについて理解が進み,苦しむ人が少なくなるよう啓発していきたい。正しい知識が正しい人権感覚に通じると実感できる丁寧な内容の研修だった。具体的事例による説明や受講生とのロールプレイなど研修内容の工夫があってよかった。

4 講師紹介

上村崇教授

上村 崇(うえむら たかし)

福山平成大学 福祉健康学部 教授 

プロフィールなど

■主な著書等
 著書は,『教育と倫理』(共著,ナカニシヤ出版,2008年),『科学技術をよく考えるークリティカルシンキング練習帳』(コラム執筆,名古屋大学出版会,2013年),『情報社会のモラル‐プライバシーの保護の観点から』(青少年育成ひろしま情報誌「はぐくむ」)など。

■その他
 鳥取生まれ京都育ち。広島に移り住んで四半世紀です。ヒロシマ平和映画祭実行委員など映画との関わりにおいても,映像を通して現代社会の諸問題について人びとと語り合う場所を創り出すことにも力を注いでいます。

村木真紀さん

村木 真紀(むらき まき)

特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ 代表

プロフィールなど

■主な著書等
 『職場のLGBT 読本』
 『職場におけるLGBT 入門』

■1974年生まれ。LGBT当事者(レズビアン)。京都大学卒業後,日系大手製造業,外資系大手コンサルティング会社等に勤務。LGBT当事者としての生活実感とプロのコンサルタントとしての職業上のスキルを活かして,大手企業,行政等で多数の講演を実施。

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