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自転車カバーを洗濯中,バラバラに壊れた洗濯機【製品事故】

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年10月4日更新

〈相談事例〉

 全自動洗濯機で自転車のカバーを洗濯していたところ,ドーンという大きな音がした。慌てて駆けつけたところ,洗濯機のボディがバラバラになっており,ネジや破片が壁に突き刺さっていた。
 一体,何が起こったのだろうか。 (40歳代 女性)

製品事故のイメージ画像

〈相談への対応〉

 通商産業省製品評価技術センター中国出張所(現:独立行政法人製品評価技術基盤機構中国支所)に事故の調査を依頼したところ,原因は次のとおりでした。
 洗濯機は外側の槽と内側の槽の二重構造になっており,内側の槽が高速で回転することにより脱水を行います。普通の衣類では,脱水時に繊維の間から洗濯水が抜けていきますが,防水製品の場合は,製品の内側に残った水は抜けません。この水が脱水時の高速回転のため瞬間移動を繰り返すことにより洗濯機のバランスが崩れ,内側の脱水槽が外側の槽に高速で激突し,今回の事故が起こりました。
 相談者に,今回の事故原因を説明したところ,自分の誤使用は認めるので,安全装置を取り付けるなど事故が起きないよう製品を改良してほしいと希望されました。
 また,製品評価技術センターは再発防止のため,取扱説明書だけでなく洗濯機本体上蓋の注意ラベルにも注意表示を追加すると共に,取扱説明書に書いてある『洗ってはいけないもの』の品名を追加するようメーカーに注意を促しました。

〈アドバイス〉

 私達の身の回りには,便利で生活を快適にしてくれる製品があふれていますが,これらを使用しているうちに,思いがけない事故が発生することがあります。
 こうした事故は,消費者の不注意や誤使用によるものも多いのですが,製品そのものに欠陥があることも少なくありません。
 製品事故による補償では,製造物責任法(PL法)ができるまでは,高度な技術と複雑な工程から生み出される製品について,メーカーの過失を専門的知識のない被害者の側が証明しなければならず,現実的にはほとんど不可能でした。
 しかし,平成7(1995)年に施行されたPL法により,被害者は,「製品の欠陥」によって身体・生命・財産などに被害を受けたことを証明すれば,メーカーの過失の有無に関係なく,その損害の賠償をメーカーに求めることができるようになりました。
 事故を起こさないため,注意表示や取扱説明書をよく確認することはもちろんですが,もし事故が起こってしまった場合には,事故の原因となった製品を手元に保管し,現場の被害状況を写真やビデオに撮っておくなど証拠をできるだけ残すようにしたうえで,公的機関へ申し出るようにしましょう。

 また,購入時には問題が無い製品でも,長年使うことにより,部品が劣化(経年劣化)して事故につながるケースも起こります。耐用年数が過ぎたり,異常を感じた場合は,一旦使用を止め,販売店やメーカーなどで点検してもらいましょう。

【リンク】

独立行政法人製品評価技術基盤機構

リコール情報ポータルサイト

☆安全へのヒント

(注:業界団体の情報のため,新製品の情報がある場合がありますが,当課(消費生活課)で推奨しているわけではありません)

 一般社団法人日本電気工業会では,「家電製品を安全にお使いいただくために」各家電製品の安全な使い方について解説や注意喚起を行っています。

 財団法人家電製品協会では,家電製品の正しい使い方や点検・お手入れの方法について解説しています。

 また,ガスや石油製品については,社団法人日本ガス石油機器工業会の「消費者の皆様へ」を参考にしてください。

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