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南米パラグアイのラパス日本語学校に図書を贈りました!

印刷用ページを表示する掲載日2016年5月17日

平成27年11月から県が募集し,多くの人々からご提供いただいた図書約1,700冊が,地球の反対側・パラグアイ共和国のラパス日本語学校の生徒たちの手元に届きました。
図書を御提供いただいた県民の皆様に心より感謝申し上げます。

集合写真

贈られた約1,700冊の図書に囲まれて嬉しそうな生徒たち(贈呈式にて)

贈呈式

開催日:平成28年4月15日(金曜日)

場 所 :ラパス日本語学校 (パラグアイ共和国イタプア県ラパス移住地)

参加者:
在エンカルナシオン領事事務所・石原参事官兼領事
ラパス日本人会・田岡会長ほか 
ラパス日本語学校・後藤校長,生徒一同ほか
在パラグアイ広島県人会・河野会長ほか

贈呈の様子
広島県の代理として在パラグアイ広島県人会・河野敏会長(右)から,
ラパス日本人会・田岡功会長(中央)及びラパス日本語学校・後藤睦子校長(左)に
目録が渡されました。

寄贈された図書

国語・漢字辞典,児童図書(伝記,歴史,科学,図鑑)など
計1,674冊(提供者は計122名) ※当初目標冊数:1,000冊

本を開けるラパス日本語学校の生徒

ダンボール箱から出された図書を整理するラパス日本語学校の生徒たち

お礼状をいただきました

<ラパス日本語学校校長及び同校を運営するラパス日本人会会長から>

お礼状


<ラパス日本語学校の生徒たちから>

 礼状6年生代表本を読む
本棚に集まる礼状中学生代表

生徒からの手紙 (PDFファイル)(1.72MB)

図書の運搬について

パラグアイの日系社会と関係が深く,パラグアイに現地法人を持つ常石グループ(福山市)の協力により,同グループのパラグアイ向け輸送コンテナに図書を混載させていただきました。

1月26日 神戸港を出港 →
1月29日 上海港 → (インド洋・大西洋) →
3月15日 ウルグアイ/モンテビデオ港 → (パラナ川・パラグアイ川を遡上) →
3月22日 パラグアイ/テレポート港 →
4月 6日 車に積んでラパスに到着
※パラグアイ国内の陸上輸送は常石グループ現地法人Tcvパラグアイが担当パラグアイ到着
図書の詰まった段ボール箱 (パラグアイのテレポート港でのコンテナからの荷降ろし)

図書寄贈の経緯

平成27年10月27日に広島県中南米友好訪問団(知事,県議会議長・議員ほか)がラパス日本語学校を訪問した際,在パラグアイ広島県人会から,同校図書館の蔵書の傷みがひどく,内容が古くなっているので,広島からの図書提供について要望がありました。

帰国後,県が窓口となり,ホームページ,ツイッター,フェイスブックや報道機関を通じた情報発信により,家庭で眠っている児童図書の提供を広く募りました(募集期間:11月17日~12月16日)。

図書の運搬手段については,県訪問団のラパス訪問に同行していた常石グループ現地法人の方から協力の申し出がありました。

ラパス日本語学校について

以前からあった3つの日本語学校を1998年に統合し,ラパス日本人会立日本語学校に改組

生徒数: 82人 (幼児部20人,小学部38人,中学部24人)

ラパス移住地について(JICAパラグアイ事務所ホームページより)

首都アスンシオンから約370キロメートル

在住日系人は143世帯の679人(2015年)

主な産業は大豆,小麦,畜産

広島県からラパスへの海外移住について

広島県からラパスへの移住者の多くは,戦後復興期に旧沼隈町の町長であった常石グループの神原秀夫社長(当時)が,1956年から進めたパラグアイ移民事業に参加した人々です。

在パラグアイ広島県人会は1960年に創立され,現在の会員は60世帯。平成27年(2015年)10月には,創立55周年記念式典が開催され,広島県訪問団も出席しました。

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