広島県とメキシコ合衆国グアナファト州の友好提携
広島県とメキシコ合衆国グアナファト州は,友好提携を結びました。
広島県とメキシコ合衆国グアナファト州は「経済交流に関する覚書」に基づく交流関係を深めてきましたが,更なる経済交流の促進に向け,知事が同州を訪問して,平成26年11月6日に友好提携を締結しました。
今後は,更なる経済交流の促進を図るとともに,文化,教育,観光などの分野などにおいても,具体的な交流を進め,同州との一層強固な関係の構築を進めてまいります。
友好提携の主な内容
- 友好と親善の絆の強化及び相互理解と実行の促進
- 経済,教育,文化及び観光分野における連携の促進
- 公的・民間機関の参加の促進
友好提携調印式の会場となったグラナディタス地方博物館は,独立の象徴として,メキシコ国民にとって大変重要とされる場所で,約300人の列席者,10社を超える報道陣や楽団の参加で熱気にあふれ,今後の両県・州の交流の促進に向けた,同州の期待の高さを表すものでした。
「広島・グアナファト友好の懸け橋:11653km」展の開催
友好提携にあわせ,グアナファト州シラオ市で,広島とグアナファトの姿をそれぞれ紹介する展覧会を開催。
11653kmは両県・州の距離で,両県・州の友好に,物理的な距離はないという意味が込められています。
広島県とグアナファト州のつながり
◆大学間の交流
広島大学工学部とグアナファト大学工学部は,平成25年2月に交流協定を締結。
グアナファト大学から広島大学への留学生の受入などを行っています。
◆県内企業の進出
マツダ株式会社のメキシコ工場が,グアナファト州サラマンカ市に建設され,平成26年2月に操業を開始。
同社のグローバルビジネスの基幹となる重要な生産拠点として,北米,中南米,欧州市場への供給が可能となりました。
このほか,自動車関連産業を中心に,21の県内関連,ゆかりの企業が,グアナファト州に進出しています。
◆青年訪問団の来広
グアナファト州から毎年,訪問団が来広。
世界平和への貢献と青年の育成を目的とし,平和公園視察などを行っています。
メキシコ合衆国グアナファト州について
(位置)メキシコ中央高地
(州都)グアナファト ※歴史的な市街地と近辺の銀山は世界文化遺産に登録
(面積)30,491平方キロメートル
(人口)549万人 (2011年)
(GDP)4,787億ペソ(2011年)
(天然資源)銀,錫,金,銅,鉛,水銀,オパール
(主要産業)農業,畜業,鉱業,繊維,皮革,自動車
(産業集積)自動車産業の集積が進む(GM,日野自,VW,ピレリ,ホンダ,マツダ等)