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試験醸造酒「明魂」の紹介

印刷用ページを表示する掲載日2018年2月1日

明魂

食品工業技術センターと明魂

「明魂」とは

センター写真

 

「明魂」とは,当センターの試験醸造酒の銘柄です。

当センターは,全国の公設試でも珍しい種類の製造免許(本免許)を有し,実規模の試験醸造を行っています。
また,醸造した清酒は,全国の公設試で唯一,瓶詰をして販売しています。

「明魂」造りにより数多くの技術を開発し,県内酒造メーカーを支援してきました
中小企業は自社で開発部門を保有することが困難ですので,当センターが企業の開発部門として様々な試験を行っています。
「明魂」は私たちにとっても,県内酒造技術を支える役割を担う大切な酒です。

また,「明魂」は技術開発を目的に醸造するため,毎年,原料米,精米歩合,酵母,種麹等が異なり,毎年酒の味や香りが変化することが特徴です。

「試験醸造」についてはこちらもご覧ください。
 ⇒広島の日本酒造りを支える試験醸造

«試験醸造による最新の実績≫
酵母の開発 開発した9種類の酵母が県内・外酒造会社で使用中!
広島もみじ酵母(クリックすると別ページに移動します。)
新しいタイプの低アルコール酒の開発 3種の商品が県内・東京にて販売中!
ひろしま一途な純米酒(クリックすると別ページに移動します。)

名称について 

明魂 「明魂」の名前は,昭和4(1929)年に当時の県職員への公募により名付けられました。

酒豪としても知られた文豪井伏鱒二氏が「明魂」に対して,
『口に含んだときは水のように淡く,飲みくだすときいい匂いと味が伝わって来る。
 すぐ顔のあたりが温かくなる。 芳醇というのはまさにこんな趣のものではないか。』
と絶賛したとの逸話もあります。

「明魂」販売の意義

試験醸造酒を販売するためには,瓶詰やラベル貼り(品質等の表示)から注文,料金の授受等に至るまで相当の業務になりますが,これを行う意義は次のとおりです。

広島県品質保持技術の維持向上
 日本酒は製造後消費者に届くまで品質管理を徹底する必要があるので,試験醸造酒も,約1年間保管後に瓶詰を行い,市販酒と同じ工程で品質保持状況の確認を行います。

ビジネス感覚の養成
 日本酒は,最終的には消費者が飲む商品であり,価格に見合う付加価値を提供しなければならないため,実際に販売することで,ビジネス感覚や消費者感覚を養成します。

情報発信
 百聞は一見に如かずというように,試験醸造を行っていることを県民に発信するものです。
皆様が,「明魂」を飲むことで,広島の酒造りについて,先人たちの努力や,最新の酒造技術に思いをはせるとともに,広島の酒の未来を感じて頂ければ幸いです。

醸造

食品工業技術センターでは,毎年秋から冬に2ヵ月ほどかけて試験醸造します。

通常,試験醸造は研究室内で数リットル程度の規模で行われますが,明魂は一般的な酒造会社の1/10スケール(醸造タンク1本あたり360リットル・約1升瓶200本分)で行っています。
現場に近い環境で試験醸造をすることによって,当センターも酒造会社などの企業も,それぞれ以下のようなメリットがあります。

食品工業技術センター
研究員

・再現性の高いデータが取得でき,また,実験成果が酒造りの現場に採用されやすい
・出来上がった試験醸造酒「明魂」は官能評価に活用できるため,酒造会社に研究成果を実感してもらいやすい
・実際に造ることで教科書以上に酒造りの基礎を学ぶことができ,指導に赴いた際,問題や課題に気付きやすくなるとともに,指導の説得力が増す

酒造会社などの企業

お酒屋さん

・その年にできた米の作柄(米の溶け易さ,吸水のし易さ等)がわかる
・初めて使う米や酵母で,どんな酒ができるかわかる(開発のリスクを避けることができる)
・人材育成の場として,センターを利用できる(研究員受入制度)
・センターが蓄積したデータを参考に,自社の酒造りへ活かせる
・新商品の開発に役立てる

センターが所有する設備は,一般的な酒造会社の1/10スケールの醸造規模で,0.1℃単位まで温度制御ができ,情報蓄積のため,細かな温度や時間管理を行っています。
このため,一定の技術や知識を身につけた人材が必要で,また,現場と同じ条件で醸造するために,県内酒造会社から杜氏・蔵人を招いて醸造します。

明魂の醸造工程は「試験醸造酒「明魂」醸造風景」 (PDFファイル)(2.42MB)からご覧ください。明魂醸造風景
実験中 試験醸造中 試験醸造中 試験醸造中 明魂瓶詰

 販売

最新年度の販売情報はこちらから

毎年10月頃に販売します。
販売前には当センターのホームページで案内します。
販売場所は当センターのみとなっており,また,年度によって販売本数が限られます。

試験醸造 担当研究員より(生物利用研究部)

研究員

純米酒を中心とした需要拡大を一過性のブームにさせないために,
どうすれば日本酒が定着するかを考えながら,研究開発を行っていきます!

 

その他の関連技術

「広島の日本酒造りを支える試験醸造」

広島県が育成した清酒酵母の特徴

なめらか,軽快,フルーティーな日本酒ができる「広島もみじ酵母®」

広島名物と一緒に「ひろしま一途な純米酒®」

試験醸造の実績

食品工業技術センターの紹介

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