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インフルエンザ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月17日更新

インフルエンザについて

 インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。
 毎年流行して多くの患者が発生し,症状が重いことから,人の健康や社会に対する影響が大きく,一般のかぜ症候群とは区別して考えるべき疾病です。
 特に,小児や高齢者,慢性疾患を有するハイリスクグループの方は,症状が悪化し,時には死に到るケースもあるため注意が必要です。
 インフルエンザの流行が始まる前に,ワクチン接種を受けて流行に備えましょう。

インフルエンザの流行

 インフルエンザの流行は,例年,11月下旬から12月上旬頃に始まり,年が明けた頃から患者数が急増し,1~3月の間にピークを迎えてその後は減少に向かい,4~5月頃に終息するパターンを多くとっています。

インフルエンザの患者数の推移

症状

 インフルエンザウイルスに感染すると1~3日間の潜伏期間を経て,発熱(通常38℃以上の高熱),頭痛,全身の倦怠感,筋肉痛,関節痛などが突然現れます。
 その後,咳や鼻汁などの上気道炎症状が続き,約1週間で治癒しますが,いわゆる「かぜ」に比べて熱も高く,全身に症状があらわれるなど,症状が重いのが特徴です。特に,高齢者や慢性疾患の患者は,肺炎などの合併症を併発し,症状が重篤となり,死亡する例もあるため注意が必要です。また小児については,稀にインフルエンザ脳炎・脳症を発症することがあるため,症状の経過をよく観察しておく必要があります。

感染経路

 感染者の咳などによる飛沫からの感染です。そのほか患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介しての間接的な感染もあります。 感染者がウイルスをたくさん排出するのは,発症から3日目くらいまでと言われています。家庭内に患者がいる場合などは,この期間中は特に注意が必要です。鼻咽頭分泌物などに含まれるウイルスは,空気中では数時間感染力を保つと言われています。 インフルエンザの流行は広がりが速く,り患率も高いため,感染経路をよく理解して予防対策を行いましょう。

予防方法

通常の感染予防対策

  • 外出時には,マスクを着用し人ごみはなるべく避けましょう。
  • 外出先から帰宅したら,うがいと手洗いを励行しましょう。
  • 洗っていない手で目をこすったり,鼻をほじったりしないようにしましょう。
  • 食事は栄養バランスを考えたメニューを心がけ,体調を整えましょう。
  • 暴飲,暴食,夜更かしを控えて体力維持に努めましょう。
  • 気道の粘膜を保護するために,室内の湿度を適度に保ちましょう。
  • 患者は周りの人にうつさないように,マスクをするなどの対策を取りましょう。

高齢者,慢性疾患の患者などのハイリスクグループ,小児の感染予防対策

  • 流行する前に積極的にインフルエンザワクチンの接種を受けましょう。

※平成13年11月から予防接種法の第2類疾病とされて,65歳以上の方又は60~64歳までの心臓,腎臓,呼吸器に重い病気のある方は,市町が実施する予防接種を受けることができます。

病原体

 インフルエンザウイルスには,A型,B型,C型の3型があり,大きな流行を起こすのはA型とB型ウイルスです。
 A型とB型ウイルスの表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり,これらが感染防御免疫の標的抗原となっています。
 A型ウイルスには,HAで16亜型,NAで9亜型の抗原性の異なる亜型が存在し,それらの様々な組合わせを持つウイルスが,ヒト以外にもトリやブタ,野生動物などで広く流行を起こしています。
 A型ウイルスは,不連続抗原変異(※1)により数年から数十年ごとに世界的な大流行を引き起こしてきました。1918年のスペインかぜ(AH1N1),1957年のアジアかぜ(AH2N2),1968年の香港かぜ(AH3N2),1977年のソ連型(AH1N1)の出現などです。また,2009年にはブタ由来のAH1N1亜型ウイルスにより世界的流行が起こりました。
 現在は,A型ウイルスのH3N2亜型とH1N1亜型およびB型ウイルスの3種類のインフルエンザウイルスが,世界中で流行しています。
 インフルエンザウイルスは同じ型のウイルスでも連続抗原変異(※2)により抗原性が変化するため,一度かかっても,また同じ亜型のウイルスに感染してしまうことになります。このため,ワクチンの製造に用いるウイルス株の選定は,毎年,その年にどのようなウイルスが流行を起こしそうかの予測に基づいて決定されています。

※1 現在流行している亜型ウイルスと異なる亜型のウイルスが遺伝子交雑を起こすことで,新しい亜型のウイルスが出現すること。
※2 同一の亜型ウイルスの遺伝子に変異が生じ,抗原性が変化すること。

感染症法における取扱い

 インフルエンザは五類定点把握感染症で,115医療機関(内科定点43,小児科定点72)の協力により患者発生動向の調査を実施しています。

 届出基準

学校保健安全法における取扱い

 インフルエンザは学校における予防すべき感染症2種に規定されており,通常は解熱後2日を経過するまで出席停止となっています。しかし,医師が病状により伝染のおそれがないと認めたときはこの限りではないとされています。

参考サイト

県内の患者発生動向など(当サイト内)

全国のインフルエンザの患者発生動向など(国立感染症研究所感染症情報センター

インフルエンザ対策 (厚生労働省)

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