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酒井 拓司さん(日本貿易振興機構(JETRO) 海外調査部長)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月24日更新

 酒井さん写真

丁寧なものづくりとふれあいを武器に
海外へ向けてひろしまブランドのアピールを

 <プロフィール>
 酒井 拓司(さかい たくじ)さん 

 日本貿易振興機構 海外調査部長。昭和35(1960)年生まれ。東京都出身。
 米国サンフランシスコ、タイ王国バンコク勤務を経て、平成22(2010)年から平成25(2013)年までの間、ジェトロ広島所長として広島市内に在住。 
ジェトロロゴ 

東京出身、海外勤務を経てひろしまへ
多島美と日本酒に癒された!

平成22(2010)年から25(2013)年までの間、広島市内に住んで、ジェトロ広島で勤務しました。
東京生まれ、東京育ち、ジェトロに入会後、サンフランシスコとバンコクでも勤務しましたが、海外では家族も一緒でした。しかし、ひろしまには単身赴任することになったので、50才にして、国内では東京以外の地で、初めて独り暮らしをすることになったんです。

ひろしまに来る前に、簡単にできる料理のレシピを集めたりして、やる気満々だったんですが、最初の一ヶ月で断念(笑)。納豆や卵かけごはんといった、超簡単メニューになりました。元々卵かけごはんは苦手だったんですが、ひろしまの卵かけごはん専用の醤油に出会って以来、よく食べるようになりました。sakaguradori

ほかにもひろしまでは、いろいろな美味しいものと出会えました。そのひとつが小いわし。刺身も天ぷらも大好きですね。おかずでもいいし、酒の肴にもいいじゃないですか。そのせいもあってか、日本酒を飲むようになったのもひろしまからなんですよ。それまでは付き合い程度にしか日本酒は飲まなかったんですが、ひろしまの日本酒は二日酔いしないし、自分に合うのかなと思って、大ファンになりました。今も、銀座の広島ブランドショップTAUの立ち飲みコーナーへよく行くんです。仕事で海外進出のお手伝いのために訪問した蔵元さんのお酒を飲んだりしますね。

単身赴任中のひとりの休日は、ツアーを利用して、船で瀬戸内海を巡ったりしていました。宇品から呉をまわって、大崎下島の御手洗町並み保存地区を歩いて島の緑を眺めたり、高台に上がって海の碧さを見たりしていると、心が癒されて日々の疲れを忘れることができました。

3年前には、呉市制110周年記念事業の第1回瀬戸内安芸灘とびしま海道ウォーキング大会に参加したんです。下蒲刈島から岡村島まで30km歩いたんですが、いつも船から見ていた景色とは目線が違って、とても気持ちよく新鮮でした。瀬戸内の多島美は、東京では見られない景色なので、機会があったら、また島へ行ってみたいです。

企業の海外進出を支援する立場で感じた
ひろしまのものづくり力と人

私は仕事上、日本の企業の海外進出のお手伝いをすることが多いのですが、ひろしまは日本の他の県に比べても、ものづくりが盛んです。特にマツダの車は、ヨーロッパやアジアに根強いファンがいるくらい、特徴あるものづくりをしている印象があります。今は、メキシコにマツダが工場を作ったことで、中小自動車部品メーカーのメキシコ進出への関心が高まっています。ひろしまは昔から製造業の海外進出は多かったんですが、最近はラーメンのチェーン店など、サービス業からのお問合せも増えています。

また、ジェトロ広島に勤務していた頃、福山では、ジェトロの助けを借りずに、海外進出をした企業が多数あり、それらの企業間でノウハウを伝えていくつながりができていました。もっとジェトロを利用してもらえるよう、企業回りをするようにと当時の役員から言われたのですが、「県東部は、自ら海外展開をする中小企業が多い」という話を聞いたことがあるのを思い出しました。県や大手企業などをあてにせず、自力で切り開いて行く。それもひろしまを支えている人の特徴のひとつかもしれないと思いました。

アジアへひろしまを認知してもらうには
ブランド力と交流でアピール

海外の人たちには、ひろしまというと世界文化遺産の嚴島神社や、原爆ドームがある土地という認識をもった方が多いと感じます。しかし、モノ、特に食品や農林水産品を海外に売るとなった場合、「広島県産」とか「○○県産」ではなく、どの地方のものも「日本産」という認識で見られる傾向が多いです。ですから、ジェトロでは「オールジャパン」で、海外での販路拡大を進めています。ただ、PR方法によってはひろしまを認知させることはできると思います。例えば、ひろしまならではの西条の酒蔵めぐりはどうでしょう。日本の三大醸造地のひとつなんですが、兵庫県の灘、京都府の伏見の次に西条という名前が、国内ですらなかなか出てこないのが現状だと思います。しかし、実際に酒蔵を巡ってもらい、酒類総合研究所でひろしまの酒が上質で確かなものだと理解していただければ、ブランドとして認知されていくのではないでしょうか。トルコセミナー風景

さらに、ひろしまを知っている人にもっと詳しく情報を伝えるという方法もあります。かつて、ひろしまからブラジルやハワイなどに移住された方がいらっしゃいます。その人たちに向けて、今のひろしまの産物やサービス、観光などをPRしてはどうでしょう。

また、ひろしまは自然と都市部分が密接でオンオフが切り替えやすく、お店なども多いので一人暮らしも楽です。外から来る方には住みやすい街だと思います。県内には、タイからの研修生を受け入れていている企業もあります。研修生は約2年間ひろしまに住んで母国へ帰るのですが、例えばタイ人にはサッカー好きも多いので、サンフレッチェ広島の試合観戦を楽しんでもらうのもいいでしょう。滞在中に研修生がひろしまを第二の故郷と思えるくらい好きになってもらえれば、タイとひろしまとの交流が活性化して、帰国後にも交流が持てるのではないでしょうか。日本政府観光局の訪日外客数統計を見ると、タイからの観光客は増えていますが、ひろしまを訪れる人はまだ少ないようです。これからの彼らの興味あるもの、体験したことが無いものなどを、ひろしまらしさと共にアピールしてみてはどうでしょうか。

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