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米国による核実験に対する抗議文(2014.11.4)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年11月4日更新

抗 議 文

 貴国が,今年9月4日及び10月3日の2回にわたり,新型の核実験を実施していたことを明らかにしました。人類史上初の原子爆弾による破壊を経験した広島県民を代表して,ここに厳重に抗議します。

 核爆発を伴わないとはいえ,こうした実験を繰り返し行うことは,自国の核戦力を維持する姿勢の現れであるともとれ,核実験を実施した事実をすぐに公表しなかったことを含め,被爆者を始め,核兵器廃絶を望む世界の人々に大きな落胆と不信感を与えるものであり,誠に遺憾であります。

 近年,核兵器の非人道性をテーマに掲げた国際会議が,ノルウェー,メキシコで開催されるなど,広島が長い間訴えてきた,核兵器の非人道性に対する認識が世界中に着実に広がっています。先日も国連総会第一委員会において,過去最多の155か国が賛同して,核兵器の人道的影響とその不使用を訴える共同声明が発表されるなど,核兵器の悲惨さに対する世界の認識が高まっている中,「核兵器のない世界」を目指し,その実現に向けてリーダーシップを発揮すべき貴国の行動が,核兵器の廃絶に向けて高まりを見せる国際社会の動きを阻害することになるのではないかと危惧しています。

 貴国が,核兵器は,罪のない人々を無差別に大量に殺りくする非人道的な兵器であり,いかなる理由であっても,絶対に使用することは許されないということを深く理解し,核兵器のない平和な国際社会の実現を強く願う広島県民の思いを真摯に受け止め,今後,一切の核実験を中止するとともに,核兵器廃絶に向け,全力を挙げて取り組まれるよう,強く求めます。

 今年4月に広島市で開催された軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)外相会合で採択された広島宣言は,世界の政治指導者に広島・長崎訪問を呼びかけています。オバマ大統領にも,是非,被爆地広島を訪問していただき,被爆の実相に触れ,核兵器廃絶に向けた思いを新たにされることを期待します。

2014年11月4日

アメリカ合衆国大統領
バラク・H・オバマ閣下

日本国 広島県知事 湯崎 英彦


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