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行動自粛要請の前に感染拡大を食い止める

印刷用ページを表示する掲載日2020年12月9日

県民の方へのお願い 事業者の方へのお願い 感染状況シミュレーション 広島県の取り組み 会見資料

広島県では、11月30日に警戒状況のステージを1から2へ引き上げました。また、感染者数は11月以降増加しており、特に最近はクラスターの発生も加わり急増しています。

そして12月4日に広島県は、独自で設定した、「ステージ2の警戒基準を超過した」と判断しました。

現在の感染者増加傾向が続くと、行動制限・自粛要請など、踏み込んだ感染防止対策を年末にかけて行わなければならない恐れがあり、その前に感染拡大を防止するため、広島県警戒強化宣言(12/4)を行います。また、県民の皆様に取り組んでいただきたいことは次の通りです。

知事メッセージ[令和2年12月4日]

県民の方へ「4つのメッセージ」と「お願い」

感染拡大を止めるための4つのメッセージ

  • 他の感染拡大地域への往来に注意:感染が拡大している地域への往来は、慎重に判断してください。また、時期の変更やオンラインでの代替を検討してください。
  • 親しき仲にもマスクあり:感染事例からは、マスクを外すシーンが共通してみられます。
  • 休む勇気・休ませる配慮:医療機関・高齢者施設、職場でのクラスター発生を阻止しなければなりません。
  • あなたの早期受診がみんなを守る:発症から判明までの日数が短ければ拡大しない可能性が高くなります。「風邪かな?」と感じたら!まず電話!をお願いします。

県民の皆様へのお願い

  • 保健所の積極的疫学調査への協力をお願いします。
  • 感染防止対策が不十分な飲食店には行かないでください。
  • 懇親会や飲食時における感染防止対策の徹底をお願いします。
    (参考:感染リスクが高まる「5つの場面」)

感染リスクが高まる「5つの場面」
内閣府HP【感染リスクが「高まる5つの場面」】(外部リンク)

事業者の方へのお願い

  • 業種ごとのガイドラインに沿った対策の徹底してください。
  • 体調が悪い従業員への積極的な検査をお願いします。
  • テレワークの実施に努めてください。(テレワーク率など目標値を設定し、実行してください)
  • 勤務時間中の記録保管に努めてください。(保健所の積極的疫学調査で2週間の行動履歴を確認します)

飲食店経営者の方へ

  • 飛沫感染防止対策を徹底してください。
  • 補助金も活用して「衝立」を座席間に設置してください。もしくは利用者にマスク会食を徹底してください。(感染予防対策への補助金)
  • 業界ガイドラインを全て遵守している「広島積極ガード店」へ登録をお願いします。
  • 入店時には利用者に、「広島コロナお知らせQR」の読み込みを促してください。

診療・検査医療機関の方へ

  • 県内の流行状況を踏まえ、受診に来られた方に、より積極的な検査を実施してください。

相談・受診の流れ

広島県の感染状況シミュレーション

感染が拡大していることを受け、今後の状況を予測するため感染状況シミュレーションを行いました。また、このシミュレーションでは他県の感染拡大傾向を参考に2パターン行いました。

感染拡大が顕著な他県を参考にした場合

患者の増加に歯止めがかからず、約3週間後の12月下旬にはステージ3相当の感染状況になる可能性があり、その後も増加が続きます。

感染拡大が顕著な他県を参考にした場合

人口規模が近い他県等を参考にした場合


患者の増加は一定期間続くことが予想されますが、12月下旬をピークに収束に向かうというシミュレーションです。

人口規模が近い他県等を参考にした場合

現在の増加傾向が続いた場合

感染拡大が続くと、12月中には他の感染拡大地域と同様に、

  • 不要不急の外出自粛要請
  • イベント開催基準の見直し
  • 酒類提供店の営業時間短縮要請
  • GoToキャンペーンや観光補助事業の利用自粛 等

年末にかけて、感染拡大防止に向けてより踏み込んだ措置を講じる必要があります。広島県としては、その手前で感染拡大を食い止めたいと考えています。

感染拡大を止めるための広島県の取り組み

積極ガード宣言」対策パッケージ

1.医療機関と連携した病床の更なる確保

  • 現在236床の病床を、1週間以内に300床程度まで整備する

2.療養ホテルの確保

  • 現在150室の療養ホテルを、200室以上確保する(調整中)

3.医療・福祉施設での更なる対策

  • 医療機関、福祉施設を対象とした定期的な検査の実施
  • 従事者研修や施設内対策の徹底

4.飲食店等における対策

  • 「広島積極ガード店」の登録と、補助金制度も活用した衝立設置もしくはマスク会食による飛沫感染の徹底した防止
  • ライブハウス等を対象とした感染防止対策補助制度の新設
  • 飲食店への感染防止対策確認のための訪問調査を実施中
  • 流川積極ガード診療所の設置

5.早期検査を可能にするための体制整備

  • かかりつけ医か積極ガードダイヤルに連絡して、県内の全市町にある1,016施設で受診、唾液検体の採取が可能
  • 新たにPCRセンターを設置

PCRセンター

広島PCRセンター(流川)利用の注意点
流川のPCRセンターをご利用いただく際には、受診時の密を避けるため、必ず電話予約をお願いします。
※今回の目的は、主に施設内クラスターの防止と飲食店対策であり、対象者は上記の通りです。また、陰性証明は発行されません。

6.保健所設置市を含む県内市町との連携、情報発信

  • 「広島積極ガード宣言」に基づき県下一丸となった感染防止対策の取組
  • 保健所設置市も含む感染状況をCDC情報分析センターに集約して各種分析やデータサイトによる迅速かつ適切な情報発信
  • クラスター発生時の臨時の検査センター設置や保健師等の相互派遣等

会見資料

会見資料(12月4日分) (PDFファイル)(2.01MB)

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