住宅の地震対策の推進について
1.耐震改修の実施について
耐震診断で住まいが安全でないと診断された場合は,適切な耐震改修工事を行うことで,住まいの安全性を確保することができます。
専門家に相談して最も適した補強方法を選び,耐震改修を行いましょう。
リフォームに関する情報は,財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営する『リフォネット』に事業者等の情報が掲載されていますので,参考にしてください。
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- 誰でもできるわが家の耐震診断(表紙)(584KB)(PDF文書)
- 誰でもできるわが家の耐震診断(診断の目的・対象)(623KB)(PDF文書)
- 誰でもできるわが家の耐震診断(耐震診断問診表)(818KB)(PDF文書)
2.家具の転倒防止策について
地震で建物が倒壊しなくても,大きな家具や家電製品の転倒,落下,ガラスの飛散などによって大きなケガをしたり逃げ道をふさがれたりします。平成15年の十勝沖地震や平成16年の新潟県中越地震では,家具類の転倒や落下により多数の人が負傷しました。
これらの被害は,家具類をしっかりと固定しておくことで軽減することができます。建物の耐震化と合わせ,室内の安全確保のための対策にも取り組みましょう。
また,総務省消防庁のホームページで家具の転倒防止策に関する詳しい情報が掲載されていますので,リンクをご覧ください。
○家具類が倒れないようにするために
・本棚やタンスは,重い物を下の方に収納し,重心を低くしましょう。
・二段重ねになっている家具は,上下を平型金具などで固定しましょう。
・柱や壁に家具類を固定する場合は,木ネジを使用し,L型金具などで家具の頭部を固定しましょう。
・ピアノやオルガンは,脚に移動防止器具をはかせましょう。
○ガラスが飛散しないようにするために
・食器戸棚や窓のガラスが飛散しないように,ガラス飛散防止フィルムを貼っておきましょう。
○棚の収納物が落下しないようにするために
・食器棚のガラス製品が,転倒したりすべり出したりしないよう,防止枠やすべり止めシートを取り付けましょう。
・吊り戸棚などの開き扉は,掛金などにより扉が開かないようにしましょう。
・タンスなどの高いところに危険な物を載せておかないようにしましょう。
○万が一,家具類が倒れた場合に備えて
・タンスなどの重い家具は,就寝する場所や避難経路の付近には配置しないようにしましょう。
3.マンションの耐震化について
マンションにおいても,現行の耐震設計基準の施行(昭和56年)よりも前に設計されたものやピロティ形式のものなどは,地震時に被害を受けることがあります。
マンションの耐震化については,国土交通省が耐震化マニュアルを作成しましたので,耐震診断や耐震改修を実施する上で,参考にしてください。
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