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令和5年度広島県まちづくり未来勉強会を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2024年2月7日

未来勉強会の開催

 開催の様子令和5年度広島県まちづくり未来勉強会を府中市で開催しました。
 この勉強会は,広島県魅力ある「まちなみづくり」支援事業の一環で、まちなみづくりに取り組む関係者の皆様方と共有し、地域間のネットワークづくりを後押しするため、広島県まちなみづくりネットワーク未来勉強会として計3回実施しています。
 昨年度で、広島県魅力ある「まちなみづくり」支援事業は終了しましたが、引き続き、まちづくり活動を促進していくため、名称を「広島県まちづくり未来勉強会」と改め、開催することになったものです。

 勉強会には、まちづくりに取り組む県内市町の行政関係者・まちづくり団体等から30名にご参加いただきました。

開催概要
日時:2024年1月23日(火曜日)10時00分~15時00分
場所:府中市生涯学習センター 研修室1、2

参加者:30名(事務局含む)
  • 行政関係者
  • 県内のまちなみづくりに取り組む団体 など

プログラム

広島型ランドバンク事業の紹介

広島県都市計画課より、広島型ランドバンク事業の概要やモデル地区の取組状況について紹介しました。

所有者不明土地・低未利用土地対策のすすめ
~広島型ランドバンク事業と補助金について~

開催の様子 国土交通省中国地方整備局用地部用地企画課の上田課長補佐から「所有者不明土地対策のすすめ」と題して、増加する所有者不明土地に対する法令改正や支援制度、対策の流れなどについて、ご説明いただきました。

 

講演会

「つるおかランド・バンク 活動10年目の今」
 NPO法人つるおかランド・バンク 理事長 廣瀬 大治

講習会 NPO法人つるおかランド・バンクは、中心市街地の空洞化や人口減少などを解決するため、増加する空き家・空き地の有効活用に対し、民間の手法を活用して取り組むことを目的に活動されており、全国に先駆けてランドバンク事業を展開されています。
 今回の講演会では、廣瀬様につるおかランド・バンク設立までの経緯や主な事業内容の紹介など、10年の活動における成果・課題を複数の事例とともにご説明いただきました。
 具体的な事例としては、狭隘道路の拡幅整備や私道の付け替えにより、空き家や狭小宅地の問題を解決するまでの経緯や問題点、その対策について詳細にお話しいただきました。
 この事例が成功した理由として、タイミング等の幸運が重なったとお話しされていましたが、持続的かつ精力的に活動されてこられた結果だと感じました。
 他にも、空き家バンク事業や空き家コンバージョン事業など、ランドバンク事業以外の取組についてもご紹介いただきました。
 参加した皆さんは終始熱心に話を聞かれており、講演会後の質疑応答では、積極的に質問されるなど、大きな関心を持たれていました。

府中・出口地区現地視察・まちあるき

まちあるき 午後からは、府中・出口地区の現地視察・まちあるきを実施しました。
 広島型ランドバンク事業の候補箇所の視察に加え、明治5年に創業し、平成16年に国登録有形文化財に登録された「恋しき」や瀬戸内側と日本海側を結ぶ主要街道である「石州街道出口通り」などの歴史的な建物やまちなみを視察しました。
 雪の散らつく寒い中での視察でしたが、現地を見ることで、座学で学んだことの理解がより進んだのではないでしょうか。
 

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